すみだパークシアター倉へ。初日ぶりの「獄窓の雪」。
「光への道は遠く」『獄窓の雪─帝銀事件─』初日★★★★★
あーー記者の竹内役の田島亮くんを観てほしいなぁ。山田ジャパンの山田能龍さんもトークで「モノローグで、同年〜とか言うところがいいよね〜」と… そうなのよー。スッとその(ストーリーテラーとして次の場面に入る繋ぎのセリフ)「同年◯月(次の場面の場所)」などのセリフ入るときの声や表情も凄くて痺れます。
「あの人は犯人ではありません」
今日もテンペラ画家の平沢貞通の裁判で証言する前に会っておくと正子面会する場面から、ラストの、平沢の故郷・小樽を訪れた竹内と正子(新婚旅行ね)〜95歳まで獄中で絵を描き続ける平沢〜雪。平沢が亡くなるまで法務大臣が誰も死刑の承諾書にサインをしなかったというのが答えなのかもしれない。
銀行員・村田正子(堂ノ下沙羅)、記者・竹内(田島亮)、銀行員・吉田(三原一太)、銀行員・田中(杉浦一輝)、銀行員・芳子(桑島海空)、正子の母トキ(かんのひとみ)、弁護士・山田(酒巻誉洋)、刑事・高木(妹尾青洸)、刑事・居木戸(藤井陽人)、平沢貞道(中田顕史郎)
1949年(昭和24年)に刑事訴訟法が施行されるという会話があったので。
アフタートークは昔はコメディを上演していた劇団ショーマの高橋いさをさんのことを若い頃から知っていたという山田能龍さんがゲスト。すごく良かったと(他の作品も観たいと)多くの脚本も書いていらっしゃる演劇人の目線での感想を聞くことができて良かった。昔の事件だけど最近書いた作品だと思ったというお話から2020年12月初演の『獄窓の雪』の本を高橋いさをさん書いたきっかけのお話。戦後間もない1948年に起きた帝銀事件で薬物を飲まされ8歳の子どもを含む12人もが命を落とした事件で生き残った4人の被害者のひとり村田正子が新聞記者の竹内(このふたりは実在した)と結婚したという数行の記事を読んだことで正子を主人公に本を書いたということを知りました。凄いなぁ。
生の舞台に足を運ぶ人が少なくなっている厳しい世の中、興行収入的に厳しい演劇界。でも演劇人口を減らさないために亮ちゃんにこういう演劇を続けていってほしいって山田さん。正子役の役作りについての佐河ゆいさんのお話もとてもよかった。
「光への道は遠く」3作品。全部テーマは同じなのに全部違うのも楽しめる。演出も俳優たちも素晴らしいから本当に観てほしい。
綾野剛くんからのお祝い。
劇場で会った友人とアフター獄窓の雪。盛り上がったーー!
(お写真は銀行員田中役の杉浦さんのポストより)
亮ちゃん
【物凄い顔合わせ】
— 田島亮 staff (@tajimaryostaff) 2023年11月5日
本日昼公演に#全裸監督
の脚本家#山田能龍
さんがアフタートークゲストに来てくださり、
客席には同じく監督の#内田栄治
さん、#アバランチ
編集長役の#山崎潤
さん、
若手女優#藤﨑ゆみあ
さん
が来てくれました!
緊張したー!#堂ノ下沙羅#藤井陽人 pic.twitter.com/Ut3N4Z6dKF
山田能龍さん
山田能龍(ヤマダヨシタツ) on X: "明日、こちらでお喋りします。高橋いさを作品を田島亮くんがプロデュース。宜しければ。" / X
平沢貞通役の中田顕史郎さん
とってもダンディな妹尾青洸さん https://x.com/seikohsenoo/status/1721418563096130029?s=46
亮ちゃん
#横内謙介
— 田島亮 staff (@tajimaryostaff) 2023年11月5日
さんと#高橋いさを
2人が並ぶと、
「レジェンド」の匂いがする。
演劇人として、かけがえのない瞬間に立ち会えたことを幸せに思う夜でした。
明日のゲストにはなんと#外波山文明
さんと#奥山美代子
さん。#山像かおり
さんと共に。
是非お立ち会いください! pic.twitter.com/oslTE49c0s