ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

舞台『ねじまき鳥クロニクル』の岡田トオル

あーほんとに今月は忙しいわーー。

堀江純子のスタア★劇場 成河さん、渡辺大知さんが舞台『ねじまき鳥クロニクル』を一心同体で表現する | LEE(堀江純子さん)

 堀江純子さんの「成河さんの熱さをちょっと触ってみて、アチッとなって一瞬手を離すけど、そのぬくもり、あたたかさに、渡辺さんはニコーッとなるような(笑)。」という表現わかります〜。

大知くんは『フリー・コミティッド』の再演観てくれたのね!

成河「大知くんって軽々しく人間関係を作らないと言いますか、軽く言葉を発しない印象が僕にはあるので。こういうエピソードも、舞台を観た感想も時間をかけて話してくれて。稽古場で聞く言葉ひとつひとつも、どこか重みがあるんですよ。この『ねじまき鳥クロニクル』の事前イベントのときに出てきた彼の表現も面白くて(笑)。“自分の内臓を口から出すように…”だったかな。彼は演じ、歌う人ですけど、その表現通りの人だと思いますね。同時に、不器用な人でもあるけど…だからこそ、信用できる。初演の『ねじまき鳥クロニクル』ですでに大知くんのそういう魅力を感じ、共に作品を立ち上げてきたので。またこうして一緒に作品を作りながら、大知くんの紡ぐ言葉に心がスーッと落ちていくような感覚に心地よさを感じてますよ」

(堀江純子さん)舞台のトオルは、2人いないと完成しないのがすごく興味深くて!

成河「それだけ、村上春樹さんが書かれたトオルという人物が非常に多面的な人物で。30歳で職を失って、主夫としてぼんやり過ごしていた人間が、自分の中の暴力性に気付いたときに、豹変する自分にも気付く……それって、実は日常的にわかる感覚でもあるんですよね。僕は僕で生きる。大知くんは大知くんで生きる。それがトオルという人間の構造の中にある。“これ、同じ人物!?”って思えれば思えるほど、成功すると思います」

渡辺「僕は最初、どこをどう揃えるか。どう同じ人物に見せるか。それを考えちゃってたんですよね。成河さんとお話して、違う人物に見えれば見えるほど面白いのか!って理解して。ひとつ、抜けられた気がしたんですよね」

(堀江純子さん)こちらの質問に即答で…焦熱的に情報豊かに語ってくださる成河さん。成河さんの言葉をじっくりと聞いて味わって、ひとつひとつ言葉を選んで考えて語る渡辺大知さん。お2人のキャラクターの違いが、トオルという人物にハマり、凸と凹はひとつになり完成する。

素敵なインタビューでした〜。

 

(先週見開きで紙面に掲載された)「ねじまき鳥クロニクル」甘美な迷宮を成河×渡辺大知×門脇麦再演 : 読売新聞オンライン 

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