ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

新国立劇場 小川絵梨子さん会見レポート

新国立劇場 2024 / 2025シーズン 演劇 ラインアップ https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20240228/1709100417

【先日行われた説明会のレポート(取材・文・撮影(会見)=久田絢子さん)】

新国立劇場 2024/2025シーズン 演劇ラインアップ説明会レポート~ブルノ国立劇場招聘公演、フルオーディション企画など7演目が登場| SPICE 

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芸術監督就任7年目となる2024/2025シーズンのラインアップについて小川は冒頭「このラインアップはロシアのウクライナ侵攻が始まった頃にプランしたものが多い。失ったり、不安になったり、傷ついたり、恐怖を感じたり、その中でもなんとか生きて未来への希望を見出したいと葛藤する人々を丁寧に描く物語が多く集まったと思っている」と述べた。」

✨✨✨質疑応答より✨✨✨

📍現時点でプレビュー公演が決まっている演目があるか

小川さん「正直言うと全部やりたいが、現在調整中。これまでだと私が演出した『スカイライト』や『タージマハルの衛兵』などで行った。『タージマハルの衛兵』のときは、お客様からいただいた意見でラストシーンの衣装を変えた。お客様がアンケートを書いてくださることは、作り手にとって励ましだけでなく気づきもあって、大きな意味がある」と答えた。」

📍なぜこのシリーズタイトルになったのか

小川さん「家族を描く作品は世界中にたくさんあるが、登場人物が家族のみというものは珍しいので、そこはひとつの切り口。「家族」という言葉をシーズンタイトルに入れるのであれば、現代は血の繋がりだけではなくもっと豊かな形、新しい形、多様的な形があることを描かなければならないと思う。今回はその切り口ではなく、家族という光景の中に詰まっている現代の世相を描き、社会を生きる人間が抱える問題ともう一度出会い、そこから未来に向けて何を考えていくのかということをテーマにしている」

📍『ピローマン』について、今回の上演でどのように変えるのか

小川さん「コロナ禍に、あらゆる物語、芸術や舞台活動には意義があるのではないか、作り手というのはどんな責務を感じるべきなのか、を考えた。この作品では物語の必要性について語られていて、世の中が苦しくて不安定であればあるほど物語の意義が大きく問われていくことを感じた。以前演出したときよりも、その視点が強くなると思う」と答えた。」

芸術監督の小川絵梨子さんf:id:Magnoliarida:20240301105645j:image