浦和でクリストファー・ノーラン監督の映画『オッペンハイマー』観てきた。(IMAXではなく)
主演のキリアン・マーフィー(Cillian Murphy)が素晴らしい。ルイス・ストローズ役ロバート・ダウニー・Jr. (Robert John Downey Jr.)他の俳優も、もちろん全員が素晴らしい。
でも知らないことや情報量が多いからこれは一回じゃ(多分2回でも)、なのでパンフレット読んでからまた観たい。
嫉妬の火は原爆の火を生んだような…
あと、この映画音楽と音響も最強かも。
📍ロバート・オッペンハイマーの視点を体感する「名作『アラビアのロレンス』(62)や『アマデウス』(84)にインスパイアされた本作で重要視されたのは、オッペンハイマーの抱えた倫理的ジレンマと矛盾を、観客が本人の視点で追体験できること。脚本は大部分がオッペンハイマーの一人称で書かれ、該当の場面はカラーで表現された。かたや、オッペンハイマーの“宿敵”ストローズの視点を描いた場面はモノクロとなっている。」
「物理学を愛し、研究に邁進する喜びにひたりながら、国家の大義に利用され、世界のありようを変える悲劇を生んだオッペンハイマー」の半生を描いた映画だと思った。↓このレビューがしっくりしました。
📍映画『オッペンハイマー』:世紀の傑作か、問題作か クリストファー・ノーランが描く「原爆開発」(稲垣貴俊さん)https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c030272/
「映画『オッペンハイマー』が広島・長崎への原爆投下や、被爆地・被爆者の現実を直接描写していないことは早くから議論のポイントとなっていた。ノーラン自身はその理由を、「オッペンハイマーの主観を貫くため」だったと語っている。史実のオッペンハイマーは原爆投下の詳細を事前に知らされておらず、他の人々と同様にラジオを通じて知った。この映画では、その時から彼の心境が大きく変化していくさまが描かれている。」
📍たらればさんのXより↓知っておくとよいポイント
『オッペンハイマー』(クリストファー・ノーラン)、観てまいりました。とても面白かった。3時間あっという間。「これから観に行く」という人には事前にちょっとだけ、知っておくとより楽しく観られる情報があるので、以下さらっと解説します。(「まっさらな状態で観たい」という人は、以下ミュート…
— たられば (@tarareba722) 2024年4月7日
以下「3つの時間軸が流れる」ということを意識しましょう
①オッペンハイマーの上がったり下がったり人生
②オッペンハイマーが米・聴聞会で追及を受ける、いわゆる「オッペンハイマー事件」の攻防(会話劇)
③オッペンハイマーを聴聞会で貶めようとした政治家ルイス・ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr.)が公聴会で査問を受ける攻防(政治劇)
・20世紀物理学者のフルーツポンチみたいな作品で、オッペンハイマー、アインシュタイン、ボーア、ハイゼンベルクといった作品の主軸に関わる人物だけでなく、ゲーデル(不完全性定理)、フェルミ(フェルミ推定)、ファインマン(ご冗談でしょう)なども出てくるので、事前に「こういう人が出るんだな」くらい知っておくとよいかも。