ノーランも観た!核戦争の脅威を描いた英国アニメ「風が吹くとき」 大島渚監督による日本語吹替版、8月リバイバル上映 : 映画ニュース - 映画.com
「本作は「スノーマン」や「さむがりやのサンタ」で知られる作家・イラストレーターのレイモンド・ブリッグズが、マンガのようなコマ割りスタイルで描いた同名の原作「風が吹くとき」(あすなろ書房刊)を、自らも長崎に住む親戚を原爆で亡くした日系アメリカ人のジミー・T・ムラカミ(「スノーマン」)が監督。音楽を元ピンクフロイドのロジャー・ウォーターズが手掛け、主題歌はデビッド・ボウイが歌う「When the Wind Blows」」
「ブリッグズはなぜ核の恐怖を描いたのか?原作が描かれた1982年当時は、米国とソ連(現ロシア)が数万発もの核兵器を蓄積し、軍拡競争を繰り広げた冷戦時代の真っ只中。「3日以内に核戦争が起こる」というニュースを聞いたジムとヒルダ夫妻が、政府が発行するガイドブックを参考に、自宅でドアとクッションを使った核シェルターを作る場面がある。今見ると、あまりにもナンセンスな内容だが、実は、この冊子は現実に存在し、1974年から80年まで英国政府がテレビCMやリーフレットなどの形で配布していたものである。こうした政府の姿勢に強い憤りを抱いたことも、ブリッグズが「風が吹くとき」を描いた理由の一つとなっている。」
8月2日から新宿武蔵野館ほか全国順次公開。核戦争の恐怖を強く訴える物語(C)MCMLXXXVI
原作・脚本:レイモンド・ブリッグズ Raymond Briggs(「さむがりやのサンタ Father Christmas」「スノーマン The Snowman」など)
監督:ジミー・T・ムラカミ
音楽:ロジャー・ウォーターズ(元ピンク・フロイドのメンバー)
作画監督・レイアウト:リチャード・フォードリー
背景・色彩設定:エロル・ブライアント
絵コンテ:ジミー・T・ムラカミ、Joan Ashworth、Richard Fawdry
視覚効果:Stephen Weston
編集:John Cary
音響監督:John Wood
プロデュース:ジョン・コーツ
製作総指揮:イアン・ハーヴェイ
製作協力: British Screen、Film Four International、TVC London、Penguin Books
製作:Meltdown Productions
主題歌:「When The Wind Blows」作詞・歌:デヴィッド・ボウイ / 作曲:デヴィッド・ボウイ、アーダル・キジルケイ
David Bowie - When the wind blows (1986) すごく怖いです。
日本語版予告