

小沢道成作・演出の『Bug Parade』観劇。【チケット:9,800円】上演時間:1時間50分 H列上手寄りにて(客席がほとんど若いお嬢様方だったので誰かの保護者のような私)
めくるめくめぐる、バグの日常───
かわるがわるかわる、煌然の世界──
小沢道成による書き下ろしの新作オリジナルストーリーで描く、いつも選択を間違えてしまう青年・春翔のとある1日の物語。
「 春翔の人生に影響を与えた人物たち、現実とも空想とも言える世界を行き交う人々・・・俳優たちが場面ごとにさまざまな役柄を演じていく非常に演劇的な手法で物語が展開。そして舞台には、LEDディスプレイなどのテクノロジーと演劇的なアナログ表現とを融合させる小沢道成らしい世界が立ち上がります。」
公式サイトに3行くらいしかあらすじがなく、約70名の登場人物を八乙女くん以外の6人の俳優たちが演じ分けていて、あるシーンでは『THE BEE』のような繰り返しの場面があるのでたった1日の物語だと思わなかった…。けれど、みっちーが当て書きしたのかと思うほど八乙女光くんが主人公の春翔で、目まぐるしく変わる彼の感情・脳内を見ているような舞台。誰もが春翔を応援したくなるのでは…。
春翔の世界はとても豊かなのに周りから「おかしい」と言われたことで生きづらさに悩んでしまう。結末は決してハッピーエンドではないかも知れないけれど、世間が何らかの障がいを持つ人(春翔がそれかは語られていない)の気持ちを理解することが難しい。だから、皆が多様性に寛容になれたらいいのに。
みっちーの演出(美術も)、美術、照明、映像、音響、音楽とキャストのコンビネーションが鮮やかにバグる!いいタイトルだなぁとなりましたが、1時50分あっという間に終わってしまったので改めて最初からもう一回観たい… (私、多分終われてないので。チケットおけぴで探そう〜)
🐰 🐰 🐰
小沢道成コメント「おかしい────ある時にそう言われた青年の、その後に起こった人生の物語です。人よりも不運な気もするし、確かに、人よりもおかしな言動をとってしまう。そんな青年がある日の朝、2本のネクタイを手に、ぴたりと動けなくなってしまったのです。
物語はここから始まります。
これだけ聞くと、真面目なお芝居のように思えますが、視覚的にはとてつもなく煌びやかで、とてつもなく愉快な演劇になるんじゃないかと予想しています。スタッフ・キャストともに才能溢れる素晴らしい方達が集結した「Bug Parade」、待ち焦がれていた八乙女光さんの舞台姿、実に豪華で個性豊かな7人芝居、なのに、書き上がった台本の登場人物を数えてみると約70役。どうやってこれを上演すればいいのか。この物語からは、なにか、人間の凄さを感じたいのかもしれません。僕の身にも起こった“あの出来事”にもう一度向き合い、華やかで鮮やかな演劇のひと時を目指したいと思います。春、ご期待ください。」
出演:八乙女 光 伊勢佳世 ⻑井 短 内村颯太 ぎたろー 竪山隼太 篠井英介
作・演出:小沢道成
美術:小沢道成+小倉奈穂 照明:南 香織 音楽:オレノグラフィティ 音響:藤森直樹 映像:KENNY ステージング:藤田善宏 衣裳:藤谷香子 ヘアメイク:笹川ともか 演出助手:渡邊千穂 舞台監督:津江健太
宣伝美術:東 學 宣伝カメラマン:星野麻美 宣伝小道具/阿部信一郎 宣伝スタイリスト:藤谷香子 宣伝ヘアメイク:川野晶子 宣伝製作:エム。シィオー。 宣伝パブリシティ:キョードーメディアス プロデューサー:堂本奈緒美 古田直子
🐰 🐰 🐰
終わってから「梁の家」でアフター Bug Parade。美味しい韓国料理をいただきながら友だちと共感したこと、わからなかったこと、など語り合う楽しい時間。




グローブ座というだけでまるで観劇ない2019年の小林賢太郎演劇作品『うるう』再々演 https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20191230/1577635371
🇰🇷「梁の家」に行ったのは2013年でした。KENTARO KOBAYASHI LIVE POTSUNEN 2013『P+』東京公演 https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20130705/137303946