ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』★★★★★ 

 「キルドレ」「ショーとしての戦争」「そして終わりのない愛」。面白かった!!!そしてせつない思いでいっぱいになった。戦うために永遠に生まれ変わるなんて・・。生きている実感がないなんて・・。 http://sky.crawlers.jp/index.html
この映画、若者向きのアニメーションかと思い観るつもりなかったんだけど、すこしまえに沢木さんが朝日新聞に書いていたのを読んで観たくなったもの。『この「スカイ・クロラ」のユーイチと「特攻隊」の若者たちとのあいだには、その死が死として完結するかどうかという点において決定的な違いがある。だからこそ、ただ一カ所、原作と大きく変えられた結末が、ユーイチの「それだけでは、いけないのか?」という独白と共鳴し合い、見る者の胸を締めつけることになるのだ。』そう、この原作にないというセリフ「いつも通る道だからって、景色は同じじゃない。それだけでは、いけないのか?」はズシンと沁みました。キルドレは大人にならないだけじゃなく、こどものころの記憶もないなんて・・・。
たまたま今日は脚本家の伊藤さんと行定さんのトークショーがあったので(というか、せっかく観るならトークショーのある日にと思った)その結末の話や最初はなかったセリフの話や押井さんが込めた思いなどを短い時間のなかでたくさん語ってもらえた。おふたりともパート2もパート3も・・パート10でも作りたいほどだけれど、いくつ作っても全然変わらないものができるだろうって(彼らとかかわる周りの大人たちの変化するけれど)。主人公のキルドレはなんども生まれ変わるのだから。 
『ショーとしての戦争が行われる、仮初めの平和の時代。永遠に年をとらない「キルドレ」のユーイチは、新たに兎離州基地に配属となった。過去の記憶のない彼だが、初めて乗る機体も身体に馴染み、エースの座に着く。基地司令のスイトはそんなユーイチを複雑な眼差しで見つめていた。そんなある日同僚のパイロット、ユダガワが撃墜され死亡してしまう。墜とした相手は、「ティーチャー」となのる敵のエースパイロットだった……。』(goo映画より)
クサナギ・スイトと大人のフーコとの共通点(このふたりが同じシーンに登場することはない)を探すためにも機会があったらもういちど観たい。これも原作読まないといけないなぁ。あと「春の雪」とトリュフォーの「隣の女」も観よう。http://www.varietyjapan.com/news/movie_dom/2k1u7d00000b6lup.html
あっ、加瀬くんと谷原さんの声がぴったりだった〜♪千明ちゃんもよかった。 でも菊地凛子の声は私にはちょっとだめかも。