初めての土地、森下。 早く着いちゃったのでMOS(森下スタジオ Cスタジオ)。
出だしは、ああまたこういう形か・・と思ったし(最近だと第七劇場のかもめ)、なんかマームとジプシーとテンション(手法)が似ているって思ったけれど、流行りなのか 昔からあるのか・・。『あゆみ』再演とのこと。
作・演出:柴幸男
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でもね・・女優さんたちが全員素晴らしかった。誰かが目立つのではなく、誰かひとりでもいなかったら成り立たない。彼女たちに感動しました。そして、その演出に五感が揺さぶられてしまった。彼女たちが発する言葉、それも繰り返される言葉、歩み、動作に圧倒されました。赤い靴も何役もこなすキャストだね。
8人がひとりの女性の生涯を演じていますが、演じるという言葉が当てはまらないような・・
「あみ」は生まれ、立ち上がり、そして歩くのです。自分で白い線を引き、歩くのです。犬を飼う、友だちに出会い、唐揚げを食べる。初恋、自立、仕事、結婚、母になる。唐揚げをつくる。娘の結婚。たまに立ち止まり、そして振り返り、また歩く。自分で決めた道(白いチョークで線を引く演出)をしっかりと歩く。はじめの一歩から、歩みが止まるそのときまで。
たった75分なのにずっしり充実、でも、清々しい気持ちで劇場を出ました。観てよかった。
可愛いチケットとシール。
作・演出:柴幸男
出演:秋葉由麻 鈴木亜由子(ザ・シャカリキ) 長沼久美子 黒宮万理(少年王者舘) 藤吉みわ フタヲカルリ(劇団あおきりみかん) 真嶋一歌 吉田愛(オイスターズ)
STAFF:舞台監督|佐藤恵 美術=青木拓也 照明=伊藤泰行 音響=星野大輔 衣裳=藤谷香子(快快)
演出助手=きまたまき、辻村瑛子