「ひとりになりたがるくせに寂しがるんだね。」
脚本・演出・出演:小林賢太郎、音楽・演奏:徳澤青弦『それは、おかしくて、美しくて、少し悲しい、ある友情の物語。うるう年のうるう日のように、「余りの1」が世界のバランスをとることがある。これはカレンダーだけの話ではなく、人間もそう。世界でたったひとりの余った人間「うるうびと」。彼が少年と友達になれなかった本当の理由とは…。小林賢太郎が贈る、大人のための児童文学。』
とてもとても美しくて とてもとても切ない友情の物語でした。
今年、素晴らしい作品をいくつも観ましたが、この『うるう』が “大好きBEST1” になりました。『鎌塚氏〜』を抜いて(笑) いや・・冷静になると同列かも。
チェロの演奏とともに映し出されるプロローグ、風・・そこは森の中。
「余りの1」のお話ですから、どんなに笑わせてくれてもどこか哀しいのです。でも・・楽しかったし、可愛らしかった。愛しいです、うるう。
「森よりともだちと遊べ」
賢太郎さん、徳澤さんのチェロ生演奏(&麦)、音楽、美術、照明、映像、すべてが私の心の琴線に触れて、大好き以外の言葉が見つからないほど、大好きです。脚本の終盤はちょっと無理矢理感が否めないけれどねー。それを超えるものが私の心に届きました。
ラップも楽しかったなー。←これくらいのネタバレはいいよね? 演劇作品ですが、ポツネンさんも息づいていました(それがないと賢太郎さんの作品である必要もなくなってしまうかも・・ なので、ちょうどいいバランスでありました)。
映像は『ロコへのバラード』の映像を担当した会社の仕事だそうです。ほんとにステキでした。今日は1階のG列だったので顔の表情まで良く見えましたが、ぜひ2階からステージを観たいと思いました。SPOTのときもそうですが、床に映し出されるものもぜったい美しいですからね。
なにを話してもネタバレになるので、これしか言えません。2月に銀河でもう一度観るので、そのあとで書こうと思います。あーーーーーーー話したい(笑) ちあきが29、30に見たら(←なんて羨ましいの!)メールで話したい!
東京グローブ座の葱たち。
ポスター購入(2000円)。少年は60。 ポツネンの音楽2(3500円)。買わなかったけれど、うるうTシャツは4000円でしたよー。
グランダール=Grand Art?
映像を担当したstack picturesさんですが、「SPOT」「ロールシャッハ」、そして阿佐ヶ谷スパイダース 「荒野に立つ」の仕事もされていました。http://stack-p.com/
ポスター、パンフデザインは、おなじみgood design companyです。http://www.gooddesigncompany.com/