ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

パルコ・プロデュース『テキサス』★★★★ 

  PARCO劇場へ。
 このフライヤー・・・そうか、こういうストーリーだったのねってネタバレしてたんだ〜・・まんまだったんだ〜と観終わってわかりました。私は内容知りませんでしたが、再演なのでネタバレOKだものね。今日はC列のセンターより。PARCOのCは6列目なのですごく見やすく良い席でした。
『今から10年前 、“HIGHLEG without JESUS/長塚JESUS"と銘打ち、長塚圭史作・演出、河原雅彦率いる「HIGHLEG JESUS」俳優陣総出演で、2001年に上演された伝説の公演『テキサス - TEXAS』今回は、河原雅彦の演出で、〜』とのこと。
 
    「笑えねえよ!めちゃくちゃヘビーな現実だよ!」
 
舞台はトロッコとロープウェイ(ターザンみたいなロープ?)を乗り継いでいくほどの田舎町にあるドリフのコントに出てくるようなお茶の間。彼らは東京タワーを見たこともなく、スマートフォンの存在さえ知らなくて子機だと思う(テレビもなさそう)。ドリフみたいに家が崩れ落ちることはなかったけれど・・
長塚さんの脚本なので、ほのぼの系に向かうはずはなく・・後半はシュール。(その目玉・・それでいいの?笑) 4〜5回椅子から飛び上がったよ。奇妙な展開は面白かったけれど、けっこう内容は重くてホントに「笑えねえよ!めちゃくちゃヘビーだよ!」って感じ(いや、はじめは笑っていましたが)。アレが上から落ちてきたときはめちゃめちゃビックリ。壁に映るその影がゆらゆら揺れて怖かったーー。たったひとりのお姉さん(野波麻帆)がそうなったら現実は受け入れられないだろうなぁ・・・
主人公遠藤マサルを演じた星野源くん(*)よかったです。かぶりもの、似合います。闘鶏で勝ち、川島(高橋和也)との立場が逆転してからのマサルは怖かったです。あと、姉役の野波麻帆さんも!!
 
ただ・・河原さんが出てくると「あ、末次ちゃん」と心で呟いちゃった。演出だけじゃなく出演もするって忘れていたので・・。だから、桂(河原雅彦)がセカンドバッグは持っていなくてよかったわ。ガヤの伊達さんもいるんだもの(笑) ←その伊達さんが演じた やのけん は「向井理(おさむ じゃなく り)」に似せての整形みたいでした。
それにしてもヤミ医者比呂島医師(湯澤幸一郎←お久しぶりでしたが少しお太りになったような・・?)の腕前は凄いです。だって、田舎娘の千鶴子を金髪の外国人(金髪に染めるだけじゃなく)に、牛を人間の牛沢くんに整形しちゃうんだもの(笑)。でも、千鶴子の終わりは切なかったなぁ・・いつも一緒にいてくれた満彦が千鶴子の顔に・・最後のアコーディオンの音色が悲しかった。
 
(*)昼間、成河くんも出演していた「生むと生まれるそれからのこと」に、他にどなたが出ていたのかなってHPを見たら、 主題歌のところに「星野源」という名前が(すごい偶然!)。そのドラマの主題歌を歌っていたSAKEROCKのリーダーでした。そして今日顔を観て「11人もいる!」に出ていたひとだということもわかりました。ミュージシャンなのか俳優なのか両方なのか・・スッキリしたような、しないような(笑)