ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

る・ひまわり『桜の森の満開の下』2回目★★★★☆ 

 14:00 YOKOHAMA  
青年の言葉に逆らえないのは何故?「この怖れはどこからくる?」
何故? 
「偽りの心など欲しくはないだろう」
青年が着物の価値を問うシーンで山賊が数を数えるところが可愛かったなーー。山賊は100までしか数えられないから。
「私の心は知りたいと思わなかったのかい?」と女房の首。
ドキッ・・・( ̄∀ ̄;;;
「山賊、首を斬る」「山賊、首を斬る」「山賊、首を斬る」
青年の欲望を満たすために。
キリがないじゃないか。 
「言葉にできないことを考えるから苦しむのです」
心のうち・・?
「分からぬなら、直に触れれば良い。私の心はここにある。もはやこれはお前のものだ。」
心・・
「気づかなければ良かったのか・・?何も知らなければ、考えることもなく、退屈もせず、一人にならずに生きていけたのか・・?」
男の退屈と、青年の退屈、女の退屈。
「お前は心なんて見ちゃいない。」「この桜の下にいるのはお前だけ。」「そう、一人。」
一人に気づくのが遅過ぎた・・・(T_T・°・*:..。
 
よかったなぁーーー。好きでした。最後、満開の花の下で青年が鬼に変わったようには思えなかった(惜しい!)とか、若い俳優たちの滑舌とか表現力とか・・そういうのをちょっと横に置いて・・すごく好きでした。残酷な首遊びをする青年の心の闇もしっかり見えた・・ 「孤独」孤独って無限なものよね。
最初のほうから度々時空を超えるので(冒頭が青年の首遊びの場面)頭の変換がちょっと大変でしたが、そういうのも舞台の楽しさですよね。シリアスなお話ですが、客いじりもある演出がとても楽しかったです。そういったお楽しみも3人のベテラン俳優(小林健一、澤田育子、樹里咲穂)が担当。観客が桜の木になったり首を切られたり・・。この3人が演じるのは「首」。ナレーションのような役割も3人が。その演出をうまく文字に出来ませんが・・「首」でした。すごかったです。澤田さんと小林さんのやりとりがすばらしく、女房(の首)役の樹里さんがすごくかっこよかった!←(わいるどぉ〜で!)
ヘアメイクや衣装もステキでした。この世に生きていないものたちが白装束。 そう、青年も。
 
もう一回じっくり観たいなーー(笑)明日が千秋楽なので行かれないけれどねー。DVD欲しいな・・。その前に気になることがひとつ「標永久」って何て読むのかしら?どこまでが名字かしら?
あ、ただスパイラルホールのフラットな座席はかなりストレス・・椅子席の2列目なのに1列目に大きなひとたちが並んで座っていて、たまに見えなかったのよーー。昨日の桟敷席は首が痛かったしね。しかも・・隣りの女子2人がずっとおしゃべりしてたのよぉーーずーーっとよーー。ぼそぼそ声って耳障りなのよね。大声はもっと困るけれど。
 Magnolia&Mandarinの香りにひとめぼれ。
最後にこっそり書いちゃうけれど・・・「川口覚くんで観たい。」と思った!