先週より俄然面白くなっていました。
19日の感想 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20120819/1345391752
あの後パンフレットや松岡さん訳の戯曲を読んだということがおおきいかな？先週は「ココで終わり？」と少し物足りなかったのです。戯曲もそんな中途半端な終わり方でした（笑）。だから私自身が変わったということね。それに山本裕典くん（←すごく良くなってる！）はじめヤングチームもこなれてきていて安定してきていたし、チームワークがいいので観ていて気持ちよくなっちゃった。もう観に行かれないのが寂しいです。これから観られる方はあらすじくらい読んでおいたほうがいいと思いますよ。
誰が誰を奪った（男女関係なく）とか寝取ったとか、嫉妬が渦巻いています。男のひとっていつの世もこういう感じで、そんなことがもとで戦争にまで発展していく。プライドや欲望の犠牲になるのは女で・・戦争は悲劇しか生まないってことですね。そして、そうなったとき女はしたたかに生きていくしかないよね。
ディオメデスに言いよられたクレシダですが、好意は寄せたけれど決してトロイラスを裏切る気持ちがあったのではないことが今日はひしひしと伝わってきました。後ろ向きでトロイラスの名前を呼ぶ悲鳴のような声が切なかった。でも片方の目は他のひとを見ている・・女の性ってもう嫌ね〜。『間違いが導けば道を踏み外すに決まっている、心が目に支配されれば墜落するに決まっている。』←ならば、もう少しがまんできなかったの？ と思うけれどね（笑） そんなクレシダとディオメデスとのやりとり（愛の証である袖も渡してしまった）を目撃したトロイラスは『あれはクレシダであってクレシダではないのだから。』『あれはディオメデスのクレシダだ。』って・・ ショックなのはわかるけれど、不実だ不実だと決めつけないで取り戻しに行けばいいのにーーーとイライラしちゃったわよ（笑）嘘、イライラはしないけれど、好きなんだから諦めちゃだめ！って思ったよーー。
今日は、Ｃ列（２列目）だったので目が爛々としちゃいました。あまりにみなさま素敵なんだもの。おじさまたちは渋くてすごーーく素敵ですし、中堅の方々はドキドキするほど色気がありますし、若者たちはものすごくキレイで眩しかった。
眩しさナンバー１はやっぱりトロイラスかな。ものすごく細いけれど腹筋割れてます。エクボも可愛い。山本裕典くんはトロイラスが自分のものになってきているようです。いつも全力なのでひまわりでひっかかり怪我しませんようにとか、高いところからぴょんぴょん飛び降りるときちゃんと着地できますようにってつい思ってしまいます（母心に近い？ 笑）。
ディオメデス・・あの塩谷瞬くん（あの、ってまた言ってしまうけれど）の実物は、すごく素敵で可愛くて・・あーこれはモテるなぁ〜これはクレシダちゃんも好意をもっちゃうなぁ〜って思っちゃった（笑）甘えられなくても払っちゃいそうです・・お金（持っていればね）
お美しいカサンドラ内田滋ちゃんのblogにいつも楽しそうな男部屋の様子が載っています。ほんと、楽しそう。でも、滋ちゃんそうとう足が辛そうです。全力でしかも裸足で突っ走っているのですから・・(Ｔ＿Ｔ) 出番が少ないだけに、あの狂気のテンションを保つのも大変そうです。帰りに足をひきずっていました。残りの公演、十分ケアしてどうかがんばっていただきたいです。
「涙を流す稽古をしておけーーーー」とか言ってみたい。根拠はないけれど（笑）
さいたまネクスト・シアターの鈴木彰紀くんも毎日12センチのピンヒールで体はっていますし（大胆かつセクシーに・・パリスといちゃいちゃ。いちゃいちゃしながらも話しかけてくるパンダロスにちゃんとお返事して歌までおねだりしちゃうのです）、兵士役でも体はっています。パトロクロス＋甲冑＋剣の重さってけっこうありそうですし。どうか、最後まで転んだりしませんように・・・。
兵士役といえば、ディオメデスの召使いと兵士の二役の尾関陸くんもとってもキレイな子でした。戦場でトロイの英雄よこちんさんではなくヘクトルに剣を抜かれますが逃がしてもらえる、あの子。
そうそう・・よこちんさんは自転車通勤しているんですね（笑）帰りにお見かけしました。
声のいいベスト２は、ヘクトルよこちんさんとアキレウス湘南スター星さん。最後の見せ場はこのおふたり。でもアキレウスは卑怯ですよ・・相手は愛するパトロクロスを殺したヘクトルですが武装を解いているのに斬りかかるなんてーーー。
パンダロスおじさまっ！ほんとうに楽しかったです。蜷川さんの舞台で今後もお会いできそうな気がします。
ありがとうございました。
