『トロ・クレ』ぶりのさい芸。
大ホール内特設劇場までの案内係にフォーティンブラスちゃん（中西晶くん）とヘレネちゃん（鈴木彰紀くん）が立っていました。前説の可愛らしい女の子（白川美波ちゃんかな？）もネクストメンバーちゃんでした。来月と来年、楽しみにしていまーーす。
ザ・ファクトリー1、素晴らしかったです。終止強くて美しい人たちの演技に圧倒され、何度も自然に涙が流れてきました。お芝居も演出も凄くおもしろくて感動しました。今回の舞台はどちらも（舞台の場所移動あり）小さくて手を伸ばせば届きそうだったので、よけいに凄さを目の当たりにしました。みなさん、かっこよかった！怪物的かっこよさ！ものすごいパワーをもらいました。
http://www.saf.or.jp/arthall/event/event_detail/2012/p1016.html
男優たちによる『白鳥の歌』（作：アントン・チェーホフ、翻訳：松下裕、演出：井上尊晶）
あらすじ（公式サイトより）『中どころの田舎の劇場。夜更け。老齢の喜劇役者ワシーリー・ワシーリイチ・スヴェトロヴィードフは、芝居の後、楽屋で酔いつぶれて眠り込んでいた。誰もいない劇場で自分の失態に気づいた老優は、そこで彼のプロンプターを務めるニキータ・イワーヌイチと出合う。落ち目にある役者の切迫した思いを吐露するスヴェトロヴィードフ。帰宅を促すニキータ・イワーヌイチに耳を貸さず、役者としての絶頂期を取り戻そうとするかのように、かつての役を演じ始める。』
35分の短篇。老齢の喜劇役者ワシューシャと彼のプロンプターを務めるニキートゥシカを演じるのが６人のワシューシャと５人のニキートゥシカという演出。11人が11人の違う個性を惜しみなく発揮しているのが、たのもしく楽しく見応えありました。間違いなくひとつの作品で、誰もいない劇場にいるのは老優とプロンプターだけなのに、演じる彼らの人生経験、ゴールドとしての
演技経験によってこんなにも違うなんて・・。感動しちゃって涙しながらも舞台が楽しくてワクワクさせられました。
みなさん、声も大きくセリフ（科白）も聞き取りやすく、どなたも素晴らしいのですが、最初のうちペアにならず中心となるワシューシャ（葛西 弘さん：1931年生まれ）がなかなかセクシーでかっこよくてねぇ・・でんぐり返しまでしたのよ。“かさい”ではなく“かっさい”さん？←ルート99 のパンフにはそうあったんです。
７月に他界された小林博さんのご冥福をお祈りいたします。ニキートゥシカがひとりいない演出がジンと沁みました。
女優たちによる『楽屋』（作：清水邦夫、演出：井上尊晶）
あらすじ（公式サイトより）『ここは、チェーホフの「かもめ」を上演中のとある劇場。その楽屋には、化粧に余念がない二人の女優。満足とは言えないキャリアにしがみつく二人の会話は、互いの理想の役を探り合っている。そこに、40歳を過ぎてから「かもめ」の主役ニーナに賭ける女優と、かつて彼女のプロンプターを務めていた女優が現れる。化粧を続ける二人の女優が聞き耳を立てる中、元プロンプターはあろうことか、「役を返せ！」と枕を抱えて主演女優に詰め寄る――。』
女優Ａ：９人、女優Ｂ：９人、女優Ｃ：３人、女優Ｄ：１人（ルート99でミラを演じた重本恵津子さん）
すごくおもしろかった！！すごい精神力と体力が強いられる演出でした。ほぼ出ずっぱりのみなさんは一瞬たりとも気を抜けない！（だって気を抜いたら自分のセリフのタイミングがわからなくなっちゃってお芝居止まっちゃうもの）プロンプターのお世話になったのは３回くらい？すごかった。ステキだった。女のたくましさが生き生きと描かれていて（さすが人生の先輩だわ〜）笑いあり涙あり笑いあり、でもラスト10分の私は(Ｔ＿Ｔ)←こんな感じで泣いてました（笑）。
（眠いので ちょっとまって あとでーーーー）←なかなか追記できないーーー。ので少し追記。
とにかく、全員体当たり！生き生きしていてみなさんかっこいいんです。前回の「ルート９９」より確実に上手になっているし、しなやかです。先日テレビで101歳で毎日腹筋しているというおばあちゃまを見ました。100歳の途中から始めたという腹筋です。もう年齢なんてホントに気の持ちようです。記号です。新しいことに挑戦する意欲。諦めないこと！好きなことは諦めないこと（私もがんばらなくちゃ）
井上尊晶さんの演出もとても素晴らしいです！当日券が毎公演出るようなので、みなさま、ぜひ！ぜひ！
団員紹介 http://www.saf.or.jp/gold_theater/member/index.html
ネクストとゴールド、フランスにはなにを持っていくのかなぁーーー。
