ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

二兎社公演37『こんばんは、父さん』★★★★ 

   世田谷パブリックシアターにて。立ち見もたくさんいらっしゃいました!
作・演出:永井 愛『舞台は廃墟となった町工場。天窓から夕陽が射しこんでいる。金目のものは全て持ち去られた後らしく、残っているのは機械の台座や工具棚、配電盤、コードなど、ガラクタばかり。2階に通じる階段にも廃材が山積みになっている。そこへ1人の男が入ってきた。窓からしのびこんだらしい。男は何の目的でこのような廃墟に来たのか? そして彼を追ってきた若い男は何者か? 二人は口論を始めたようだ。いや、もう一人誰かいる。彼らは知り合いなのだろうか? 攻撃する者とされる者、求める者と拒絶する者、希望を語る者とそれを打ち砕く者――それぞれの立場や役割が入れ替わりながら、世代の異なる三人の男のやりとりが続く。夜が深まっていくにつれ、三人の抜き差しならない状況が明らかになり……。』http://nitosha.net/n37/
バブルがはじけた頃、知り合いのデザイン会社の社長が自殺したことや知人の元旦那さまがエビではなく不動産に手を出し失敗して離婚したことなど思い出してしまいました。平さん演じるお父さんや蔵之介さん演じる鉄馬みたいに生きる気力満々だったらなって。自転車操業しているプロダクションけっこうあったなぁ・・とかね。
平幹二朗さんのシェイクスピアじゃないお父さんはなかなかチャーミングで、佐々木蔵之介さんは落ちぶれちゃった役でもステキで、溝端淳平くんは(朗読しか観たことなかったけれど)借金取りに来た闇金社員の山田星児は役も本人も可愛かった。
上にあるように『それぞれの立場や役割が入れ替わりながら』10年ぶりに遭遇した父子が心を通わせていく様子がすごく自然。そのふたりに心配されちゃうお人好しの山田くんの今後が気になるので、もっと続きが観たかったな。

エッセイを買ったら物販にいらした永井愛さんがサインしてくださいました!
 
 DVD観たいなーーー。
 Inbal Pinto & Avshalom Pollak Dance Company 2作品観に行きまーーす。すごいタイトなスケジュールですが。http://setagaya-pt.jp/theater_info/2012/11/_with.html