ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

演劇集団 砂地 No. 8『RUR』★★★★ 


夜は『ミッション(イキウメ)』で客演をされていた井上裕朗さん主演の舞台を観てきました。『いつも誰かのせいにする(箱庭演舞曲)』から3本目でしたが、今夜の井上さんがいちばんかっこよかった〜。『ミッション』でお父さん役だったし、けっこうおっちょこちょいな方なので私の中で「井上さん=お父さん」のイメージが出来上がっていたのです(笑)ごめんなさい!でも、帰りにご挨拶出来てよかったです。
カレル・チャペックのSF、はじめてでした!『「ロボット」という単語を世に出したとされる、カレル・チャペック作「ロボット(R.U.R)。』とのこと。チャペックの本は『ダーシェンカ』シリーズと『園芸家12カ月』しか読んだことがなかったし、「カレルチャペック紅茶店」の印象が強かったのでびっくりでした。どうりでどろどろした感じのフライヤーだったわけだ!!「ロボット」という言葉も生み出しRURは代表作だというのにねぇ・・。「労働」を意味するチェコ語は、robota。
『舞台は人造人間の製造販売を一手にまかなっている工場.人間の労働を肩代わりしていたロボットたちが団結して反乱を起こし、人類抹殺を開始する。機械文明の発達がはたして人間に幸福をもたらすか否かを問うたチャペック予言的作品』1920年に書かれた作品だそうで・・。原作を読もうと決めました。 http://www.storehouse.ne.jp/ueno/schedule.html
カレル・チャペックが亡くなったのは48歳のクリスマスなんだって。
 
水槽に汲まれる水の音、舞台美術(倉蔵)、照明(和田束史子/松本大介さんも?)、音楽(杉山碧)と・・緊張感が途切れない2時間。おもしろかったです。とにかく!RUR代表取締役社長のドミンとロボットのプリムスを演じた井上裕朗さんがシャープですごくよかった!ステキでした。ミッションのお父さんには感じなかった男の色気にちょっとドキドキしました。
アルクイストの田中壮太郎さん、ハレマイヤの伊澤玲さんもステキでした。
多量生産されるロボットには黄色い血が流れている。意思を持たないクローン。意思を持たされたことで人間への反乱が起きる。とても怖かったけれど、ラストはロボットが愛する心を持つことになり、ドミンそっくりのロボットとヘレンそっくりのロボットはふたりでひとつだと言います。新しい世界が始まります。
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