お茶漬け食べて♪ 東京芸術劇場 プレイハウスへ。
今夜は初日ですし、時間が遅いのでちょっとだけ(笑)
とってもステキでした。カーニバルの紙芝居のような舞台。舞台の前面はオリジナルの額縁で囲まれていました。左右の上にはスケッチが飾りに。インバル・ピント&アブシャロム・ポラック色満載でした!美術やメイクやダンスが彼らの世界だったし、『Gold Fish』を思い出す振り付けたち。衣装も同じような生成りだったこともあるのかも。照明は小川幾雄さん。
なんたって森山未來とらねこちゃんが可愛くて可愛くて、ひねくれっぷりも可愛くて大変ですよ!あの圧倒的な身体能力と歌唱力は凄い!『カフカの変身』の虫も凄かったけれど、とらねこちゃんは舞台狭しと右に左に上へ下へ自由度はんぱなく動きまわりますから。一幕の死なせてしまったとらねこちゃんを探している満島ひかりちゃんの小さな女の子も可愛くて可愛くて。そして二幕でぽろぽろ泣かされた。
一幕は二幕のための長い序章だったかもしれない。と思うくらい二幕が美しくステキです。とらねこと白いねこ*の「しりとり」と「ダンス」の愛情表現が可愛くて美しい。その「しりとり」と「ダンス」で出会ってからの「ものがたり」が紡がれるのです。「しりとり」は「・・もうじかん」で終わりました。白いねこはほんとうに普通の元気でやさしい女の子ねこですが、深い母性も感じます。いつまでもそばに・・。大好き。(*白いねこは満島ひかりちゃんが演じています。)
女の子の設定が違うとか(あの女の子をひかりちゃんにしたのはスゴイ!ぴったり)涙をひろうFISHMANとか原作絵本に出てこないキャラクターもたくさん出ますし原作と全く同じではありませんが、愛情もってふくらましています。核心はそのまま、絵本と同じでした。
あなたは何回生きたの?
あのさ・・きみのそばに・・
でもこれは二階から観たい(笑)額縁があるため舞台が少し高くなっているんですよ。今日はD列のセンターブロックだったのですが、フロア面が全く見えませんでした。カーペットとか、床の下とか、他にも何かあったかもしれない仕掛けが見えませんでした。前なので可愛らしかったりふてぶてしかったりの表情はバッチリ見えるので贅沢は言えませんが。2階席は天井にある窓見えるかな?とらねこちゃんとどろとぼうが下りてくるところ。
あの未來ねこちゃんになら、このチケット代は高くないと思ったくらい素晴らしかったですよ(笑)全体的に好きですが、初日だからかアンサンブルの歌やダンスの流れがなめらかではなかったかな〜。きっとどんどんよくなるね。あと2回観にいっちゃいます。
あ、大貫勇輔くんはやっぱりかっこいいので目立っていました。彼もステキです。
歌詞カードをいただきました。作詞:友部正人さんです。楽団の生演奏もよかった〜。音楽は『海辺のカフカ』『シンベリン』なども手がけた(笑顔がチャーミングな)阿部海太郎さんと、『祈りと怪物 〜ウィルヴィルの三姉妹〜 KERAバージョン』で観たばかりのパスカルズを率いるロケット・マツさん。
公式サイト http://hpot.jp/100man_cat/index.html
買ったのはプログラムとクリアファイル。
←一幕のひかりちゃん。
私も1回をちゃんと生きたい。