阿佐ヶ谷アルシェにて。
ゲラゲラ笑うところはなく、タイトルやフライヤーの写真から連想する、劇団名は夏色なのに春のそよ風系でもない。それどこらか最後は薄ら寒くなる怖さを感じたほど。とても面白かったです。ヒッチコック先生もビックリです。
「〜プリズム」という言葉がぴったりの劇団だと思いました。乙女チックなフライヤーの裏面に書いてあった「驚天道地のサスペンスミステリー」はほんとうでした。奇想天外な脚本でした。劇場全体を使った演出も楽しかったです。
『マンションの1室。その部屋は20代の若者たちが集う場所となっている。今日も若者たちは仕事、恋愛、将来への展望、と普段と変わらぬ悩みを抱えながら日常を過ごしている。そんな中、とある事件をきっかけに物語は誰しもが予想しえぬ方向へと転がっていく。夏色プリズム第1作目は、驚天動地のサスペンスミステリー』http://sum-prism.net
ネタばれしたくないけれど・・ま、情報遮断したいひとは検索しないだろうからいいよね?
「あ、これは劇中劇なのか」と思ってからの2転3転までは想定内として・・夢か現実かわからなくなるような(ケン・グリムウッドの「リプレイ」的な)感覚に陥りました。←嫌いじゃないです。3転のときかな・・佐藤くん(楠原唯)が、まるで名探偵コナンくんのようにそのミステリーの謎を解いて、それがオチかと思ってから何度もだまされました。劇中劇だとわかりながらも誰が良いひとで誰が悪いひとか考えながら観ていたり・・。冒頭のTVニュースの音声はやっぱり伏線だったんだ〜と点が線で繋がったときの喜び・・とか頭を回転させながら観るって楽しい。
そしてとうとう最後、長い余韻をもって終わるんだな〜と思ったら、まだ終わらなかったラストシーンからカーテンコールまでたっぷり楽しみました。
おいくつか知りませんが、千秋を演じた加藤玲子さんのセーラー服姿がとっても可愛らしかったです。
17日(日)まで。http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=41669
この前とくお組で阿佐ヶ谷に行ったときにも入った花まるうどん。