ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

パルコ・プロデュース『非常の人 何ぞ非常に 〜奇譚 平賀源内と杉田玄白〜』★★★★★ 

 PARCOにいくと寄るパン屋さん。
 終演が22時近かったです。
『江戸の町に、時代を先駆ける天才が二人。一人は時代を先取りすぎた孤独な男、一人は学究肌の真面目な男。男同士の友情と崩壊を通して描く、男の生き様とは・・・・・・!』教科書でもおなじみのふたりが主人公です。 http://www.parco-play.com/web/play/hijoh/
脚本・演出:マキノノゾミ 出演:佐々木蔵之介岡本健一小柳友奥田達士篠井英介
 パルコのC列(6列目)、いいね〜。 

面白かったーーーー。娯楽性のある時代劇となっていました。昨日が初日で今日は2日目でした。28日までの長期公演なので、演出のことは書かないようにしますね。カーテンコールでスタンディング・オベーションしたい気持ちになったことは書いておかなくちゃ。私の好きなタイプのお芝居です。魅力的な男の生きざまを面白く見せてくれました。
 
『明和八年。日本橋芳町のとある陰間茶屋。あらゆる才能を持つ平賀源内(佐々木蔵之介)が、ごろりと寝転び、酒をちびりちびりと飲んでいる。親友である蘭方医杉田玄白岡本健一)がやってくるのを今か今かと待ちわびている。長崎から持ち帰った、オランダ渡の医療器具“エレキテル”を見せて驚かせようというのだ。女将・おきぬ(篠井英介)は退屈しのぎにと変わった風情の陰間・菊千代(小柳)を引き合わせる。それが、源内の運命に大きな影響を与えるとも知らずに…。』
参考:「先走りすぎた平賀源内のエレキテル。才は才を知る。杉田玄白との親交。」 http://eikojuku.seesaa.net/article/211737397.html
 
『ああ非常の人、非常のことを好み、行いこれ非常、何ぞ非常に死するや』 ラスト、玄白が読んだ追悼文に(T^T) も束の間・・爽やかに終わりました。源内さんぽい(笑)
タイプは違いますが、少年のままのようでとても可愛いひとでした。源内さんも玄白さんも。
 
「陰間(かげま)とは、江戸時代に茶屋などで客を相手に男色を売った男娼の総称」 へぇーーーーー(*'o'*)
「平賀源内が陰間茶屋や男色案内書とでもいうべく『江戸男色細見-菊の園-」、『男色評判 記-男色品定-』を出した。」知らなかったーーー(*'o'*) 
平賀源内が人の肌の温もりに気づかなかったことは悲しくもあり愛しくもある。少年のような天才が自分が孤独なことに気づいたのは、菊千代の罪をかぶったときだったのかな・・。
菊千代とはちゅーだけだったのか・・(*'o'*)

あ、岡本健一くんのこんなに面白い役を観たことあったかな⁉ 玄白さんは真面目すぎてあんなふうに面白かったんだろうな・・。マルコメな岡本くん、若返っていました。 “男子自由形” 代表のような蔵之介さんは・・鬘のお顔がお笑いの誰かに似ているのよ。えーーーーだれだったか・・しゃべくりに出ていてドラマにもたまに出ているネプチューンのひと!
篠井英介さん(5役)と奥田達士さん(4役)の芸達者ぶりは感動もの。篠井さんと奥田さんがストーリーテラーも兼ねている演出も楽しかったですし、小悪魔な小柳友くんもよかったーーー。
 
音楽(清水一雄)美術(奥村泰彦)照明(中川隆一)音響(内藤博司)衣装(三大寺志保美)どれも好きでした。 音楽も江戸の自由人Rockな平賀源内にピッタリでした。
 
とりあえず鰻食べたい!! 「源内さーん、源内さーーん」という玄白の無邪気な声を思い出しながら。 
 
 スクランブル交差点にドリアン・グレイの看板。