小さな海辺の町で、美しい詩が綴られていくような、いい映画でした。あの場面で終わると思わなかったけれどね。
「川はすべて海へ降りてゆく 満たせぬままに吹く風は冷たくも 心を温め 小さな花のように あなたをほほえます」
原案・脚本・監督:アンドレア・セグレ『ベネチアの漁師町にある居酒屋で働く中国移民のシュン・リー(チャオ・タオ)は、故郷に残してきた一人息子をいつの日か呼び寄せ、幸せに暮らすことを夢みていた。職場は男ばかり、心もとない語学力もあってか、リーは次第に孤独を深めていく。そんなある日、客の一人で年配のユーゴスラビア移民、べーピ(ラデ・シェルベッジア)と出会うことで、少しずつすり切れた心が癒やされていく−。』(2011年/イタリア、フランス)
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