世田谷パブリックシアターへ。
「2006年初演で寺島しのぶが主演し、数々の演劇賞をさらった話題作、10年ぶりとなる2016年1月にキャストを一新して待望の再演!」だそうです。
私は二兎社の作品が好きですし、黒木華ちゃん主演、山崎彬くん、古河耕史くん出演というので楽しみにしていました〜。
生きるために書いた 書くために生きた 樋口一葉、奇跡の日々
作・演出:永井愛 作曲・ピアノ演奏:林正樹
O列のど真ん中。(周りのご婦人方が飴ちゃんの包み紙をチリチリ開ける時だけ集中そがれた〜。すごく多いんだもの)
効果音は全て林正樹さんによる即興の生演奏!すごくすごく面白いピアノでした。
最後は病に蝕まれ24歳で命を落とした夏子=樋口一葉(黒木華)。父と長兄が亡くなり19歳で戸主になった夏子(一葉の本名)の半生。言いたいことを言う母(木野花)。夏子の才能を認め、夏子を支える妹(朝倉あき)。樋口家の女3人がたくましくて面白い。実際はわからないけれど、樋口家は貧困さえも楽しんでいるように思えたわ〜。一心不乱も執筆をすすめながら、そのために明るく借金して生き生きと生きる一葉。ちょっと石川啄木みたいだな〜って思いました〜。
ただ・・一葉が、新聞小説を書いていて一葉の師でもある半井桃水(平岳大)に恋い焦がれているようには見えなかった。想像よりあっさり。
でも、その黒木華ちゃんがとてもよくてね。みんなが一葉のことを好きで応援したくなるのは華ちゃんの演技で伝わってきました。ふんわりしているのに書く時は情熱的。今、明治の若い女性をピタリと演じられるのは彼女だけかも。
登場人物全員魅力的でした。彼らのことがよくわかるセリフはとても親切(親切すぎるくらい)。
彬くんが演じた馬場孤蝶は一葉に恋してる可愛い人だったんだね〜。橋本淳くん演じる平田禿木とのコンビが若々しくて楽しい。小説家であり評論家の斎藤緑雨役は古河耕史くん!私は古河くんが好きでした。すごく合ってる。彬くんも古河くんも2幕しか出てこないのは寂しかったけれども・・。
カーテンコールの最後、はけていく華ちゃんが座長なのに慣れていない感じで可愛かった〜。
コットランドといえば?タータンチェックとショートブレッド(英会話習っていたとき先生の家で必ずお紅茶と一緒に出てきた)だよね*。オリーブオイルが276円!カルディのお買得リレーとかで。(*witsマクベスにて成河くん)