友人たちとランチしてからさい芸へ。
さい芸ではもう最後の『ムサシ』千秋楽観劇。このあとシアターコクーンがあるけれど、私はここで見納めました。S列にて。S列は後ろの方のバルコニーみたいな席。少し高いのでとても見やすい!
やっぱり蜷川さんは偉大だ、素晴らしいなぁと思いながらの3時間。今回は蜷川さんのオリジナル演出を生かしながら鋼太郎さんが演出。
大きく真っ赤な太陽の下の舟島、武蔵と小次郎の決闘の場面からはじまる。斬った小次郎にまだ息があるので藩医に「お手当てを!」と武蔵、風のように去る。
そして転換!舞台奥からざわざわと動き迫り出してくるおびただしい竹林!(床に当たる照明もものすごく綺麗だった。)その竹林から現れる鎌倉宝蓮寺の場面をもう観れないんだと思うとウルウルしちゃうし…シアターコクーンでは竹林の出方が変わるので。
その宝蓮寺での二人三脚いえ五人六脚、父を殺され復讐するために剣術を小次郎から剣術を習う最高に面白い場面でもウルウル…
その宝蓮寺にいる全員参加の剣術の足捌き稽古場面の柄になっているマスキングテープ買いました。
第三代小次郎・溝端淳平くんがとても良かった〜。やっぱり役者として良い経験をたくさん重ねて来たんだなぁ〜ばたやん。
忠助役の堀文明さんが体調不良のため降板(お元気になられたかなぁ・・)、出演することになった劇団AUNのとん平くんこと齋藤慎平さんもとても良い忠助でした!
竜也くん、白石さん、杏ちゃん、鋼太郎さんはテッパン中のテッパン!!最高すぎるキャスト。白石加代子さんが80歳だなんて・・・片足で立つし、舞うし、杏ちゃん以上に動く!!すごいったら!!
竹林がとても表情豊か。こんな舞台もう二度と観れないだろうな。
作:井上ひさし(吉川英治「宮本武蔵」より) オリジナル演出:蜷川幸雄
演出:吉田鋼太郎 音楽:宮川彬良
美術:中越 司 照明:勝柴次朗 衣裳:小峰リリー 音響:井上正弘 かつら:秋庭優一 殺陣:國井正廣・栗原直樹 振付:広崎うらん・花柳寿楽 能指導:本田芳樹 狂言指導:野村萬斎 演出助手:井上尊晶 舞台監督:今野健一 技術監督:小林清隆 プロダクション・マネージャー:金井勇一郎
出演:藤原竜也 溝端淳平 鈴木杏 塚本幸男 吉田鋼太郎 白石加代子 大石継太 飯田邦博 井面猛志 堀源起 齋藤慎平
可愛い。