ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

Kawai Project 『「から騒ぎ」Much Ado About Nothing』★★★★★  

夜もW・シェイクスピア。昨夜の『コリオレイナス』から3本続けてシェイクスピア(笑)さすが生誕450周年!
 すごく親切な道案内で、東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE MMホールへ。
 
翻訳・脚本・演出:河合祥一郎。河合先生がシェイクスピア生誕450年を記念して立ち上げた自主企画Kawai Projectの第一弾。これ、旗揚げ公演ということでいいのでしょうか?そうではない?
すごく楽しかったです。大きな舞台で観たことがある実力あるキャストたち勢揃いの舞台を1500円で観られたなんて!!衣裳もちゃんとしていて(男性陣の足元、汚い靴の人と綺麗な靴の人がいるのが気になったけれども、チケット代1500円じゃ借りられないね)最高に贅沢な時間でした。河合先生の新訳(日本語ならではの)に客席の子どもたちが大笑いしていたのも印象的。
 
『観客席と役者が完全に同じ空間を共有するシェイクスピア公演を企画しました。ピーター・ブルックやグロトフスキーの実験性にも通じる、新しい実験的公演を「出来事」として共有してください』とパンフレットにあったように客席のいろんな席にいくつも俳優が座る席がありました。私がすわった場所のとなりのベンチシートも俳優席(そのせいかどうかわからないですが照明が眩しかったのがちょっと・・ですが)で、客席に話しかけたりもしながら物語は進んでいきました。
 
ほんと、すごい一体感。まるで侍女のひとりになったようにマーガレットたちと一緒にワクワクしたり。そんな、その場に立ち会ったような楽しさがありました。これは俳優さんたちが上手いから成り立つと思いますが。
 
楽師のヴァイオリン(下田詩織)とパーカション(井上仁美)の生演奏もすごくよかったです。まるで、自分がエリザベス朝演劇時代の貴族となり、宮廷でおかかえの劇団の芝居を観せてもらっているような感覚でした。
 

  
「から騒ぎ」は蜷川さんのオールメール・シリーズ(松岡和子先生の翻訳)の印象が強く残っていたので、言葉遊びなどの翻訳ももちろん違っていて、新鮮でした。松岡センセのアフタートークの日に観たかったけれど、その日はレッズの試合なのです。
 
 昨日友だちからもらったロゴスキーのボルシチ。レトルトなのに大きな具がいっぱいで、とても美味しかった!!前に横浜で見たらなかったのよねぇ。探そう。