朝日夕刊に『わたしを離さないで』劇評(徳永京子さん)。『蜷川幸雄はふたりいる。よく知られているのは、うねる歴史と激しい情念をダイナミックに可視化する演出家だが、もうひとり、尖ってはいても壊れやすいものを大切に抱え、繊細な震えを舞台上に立ち上げる蜷川が存在する。後者の、若者が持つ青い不安や硬質な孤独と共振する力が、また瑞々しい花を咲かせた』『海は変わらないのに、波が輝いてみえるか、ゴミを集める冷たいしぶきに見えるか』『78歳の年齢と世界的な名声を得てなお、傷つく者の声を静かに聞き、秀徹した眼差しを向ける蜷川の感性と精神は、奇跡的だ』http://digital.asahi.com/articles/DA3S11124394.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11124394
日経夕刊に『わたしを離さないで』劇評(河野 孝さん)『ある意味で自己犠牲を強制された彼らは、この現代に「強制されたような生」を送る若者に似ている。だが、臓器移植の犠牲になり短命であっても、その間に生きたことがかけがえなく、いとおしいものであったならば、その生に一抹の救いがある』『多部、木村、三浦らははつらつと真剣に青春の嵐をさまよう。まぶしいまでの若手のふんばりが作品に血を通わせている』
フリーペーパー・シアタービューのコラム・岩井の好きな映画 vol.23「機動戦士ガンダム窂―めぐりあい宇宙―」『僕はイキウメが好きだ。あ、劇団のイキウメね』http://tvf-web.com/column4676 そういえば、「散歩する侵略者」をハイバイでやりたいってトークで言ってました。ウエットな感じになりそうな感じ、見てみたいな。