昨日の日経夕刊に『母を欲す』劇評(内田洋一さん)『舞台は心理学でいうエディプス・コンプレックス、異性の親に近親相姦的な愛情をもち、同性の親を憎む深層心理をなぞっているようだ。それをセリフではなく、光や音うあ空気の流れから描こうとするところに演出の独創性がる』『ことに弟のなまりが兄の乾いた心を揺さぶる感覚が鋭い。弟役、池松壮亮の「兄ちゃん」がいい。』『賛否は割れよう。観客の集中力には限度があるし、演出家のこだわる性的シーンも時に図式的になる。けれどコミュニケーションの最前線には触れている。異才だ』
今日の読売夕刊『母を欲す』劇評(祐成秀樹さん)『生活臭のする舞台装置の中、俳優の肉体がジリジリと感情を放ち、性や暴力を巡って緊迫感が高まる。普段通りの三浦ワールドなのだが、本作が違うのは聖母のような智子の存在だ。彼女はまだ若く、女を感じさせる上に、母になろうと献身する』『賛否は分かれそうだが集大成の力作だ』
昨年の『ストリッパー物語(つかこうへい作)』の演出しか観てないから三浦Worldを知らないので、私は賛否どっちの感想になるかな〜。前にポツドールを観た友人は吐き気がしたと言っていたので、今まで避けていたんだ。今回は池松くんが出るから観ようと思ったの。