ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

Théâtre des Annales vol.3『トーキョー・スラム・エンジェルス』★★★★★ 

 青山円形劇場へ。
昨日初日、今日2日目。最初っからおもしろい演出なので、ちょっとだけ書くことにします。来週も行くから!開演時間より10分くらい前に着席してね!
 
これはもう!なんというか・・すごくおもしろかった!とてもいい舞台でした。最初ゆる〜く笑って(彬くん、なんて可愛いの!反則です。彬くんのリズムのセンスが好き。パック系の妖精だな)、次の場面、山本享さんとアレの登場にドッカーンとのけ反って(なにこれーーーすごい劇画みたいな絵図ら〜)、そこからリング上での闘いがはじまりました(山本享さんの登場の演出もあって、ほんとにリングに見えました)。最後、また最初のソレが登場したときから最後まで何故だか理由もなく涙止まらず困りました。
 
経済とかの話だけど、子どもでも楽しめる、お金の話、家族のお話、円形劇場が愛おしくなる演劇でした。川村元気さんの『億男』をなんどか思い出したりも・・「お金と幸せの答えを探す旅」、この本がおもしろいと思った普段演劇を観ないひとにもおすすめしたい舞台です。
 
 キャスト全員すばらしく、すごく、全員から目が離せないので円形でよかった。みなさんのことを書きたいけれど、今日は大好きな俳優井上裕朗さん。証券マンのほうはもう当然のようにハマっているのですが、もう1役の六本木さんが、すごくおもしろいひと、つかめないひと、だと思いました。ひろおさんの身のこなしがスマートで、マラソンを趣味にしている役が似合いました。
 Aブロック。 
2014.11/14~24 青山円形劇場 作・演出:谷 賢一
出演:南果歩 山本亨 古河耕史 山崎彬 加治将樹 一色洋平 井上裕朗  美術:土岐研一
http://www.theatredesannales.info/
『今より少し先の日本。2020年東京オリンピックをピークに、景気の波は引き始め、日本の「ほころび」が顕わになり出した。人口は1億1000万人まで減少し、その1/3が高齢者。そのほころびは周辺からじわじわと、しかし確実に中心にも侵食しつつある。生活苦にあえぐ民衆は格差是正を求めるデモ活動を展開し始めた。人口減の煽りを受けて空き家率は増加の一途を辿り、東京都内にもシャッターを下ろした商店街、無人のまま放置された空き家の集まる地区が生まれつつある。そこには失業者や浮浪者、不法滞在外国人などが集まり、独自のコミュニティを形成していた。ある小説家は皮肉を込めて、その地域をこう呼んだ。「トーキョー・スラム」──。成功した証券ウーマン・オガタ(=南果歩)は、別れた夫・ヤマネ(=山本亨)との間に生まれた一人息子がしばしばトーキョー・スラムに出入りしていることを知り、20年振りにヤマネの営むラーメン屋を訪れる。しかしそこに、店はもうなかった……。』