演劇評論家の長谷部 浩さんの『ハムレット』劇評。「長屋の二階のフォーティンブラス」http://hasebetheatercritic.blogspot.jp/2015/01/blog-post_25.html?spref=fb
『今回の演出ではフォーテンブラスを上方には置くが、あまりにも危うい木造の長屋の二階にすぎない。そのガラス戸のなかで、最速のインターネット環境で世界とつながっている内向的な青年の姿が浮かび上がってきた。彼らが世界を変えるのか。変えるとすれば、それは肉体の暴力ではなく、情報戦のかたちをとるのだろうか。示唆に富んだ幕切れは、おそらくだれも予想できなかったろう。』