埼スタに向かう途中、谷賢一さんのツイートで扇田昭彦さんの訃報を知り、ものすごくショックです。
https://twitter.com/playnote/status/601991706574217217
よく劇場でお会いして、私みたいなものにもニコニコ笑って挨拶してくださった扇田さん。セミナーやトークも扇田さんのお名前があったから参加したり。とても悲しい。まだお若いのに。74歳よりお若く見えていたし。また一つ心に穴が空いた感覚です。
この日記で扇田さんの劇評を紹介するのも楽しみでした。しばらく朝日新聞に載っていないなぁと思っていた矢先。扇田さんと最後にお会いしたのは何の舞台だったかしら。シアターコクーンかな? (T ^ T)
ご冥福をお祈りします。
『演劇評論家 扇田昭彦氏が急逝。演劇評論家の扇田昭彦(せんだ・あきひこ)氏が22日、悪性リンパ腫のため死去した。74歳だった。同氏が編集委員を務めていた朝日新聞社が発表した。今月中旬まで、通常通りに原稿を執筆していたというが、不調を感じて受けた検査で悪性リンパ腫が発覚。1週間の入院後、22日午後9時1分に亡くなった。葬儀・告別式は近親者のみで営み、後日、お別れの会を開く予定。喪主は長男で演出家の拓也氏。』http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/05/23/0008053004.shtml?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
松岡和子先生、気を落とされていることと思います。扇田さんとよく並んで観劇されていて、どちらかおひとりしかいらっしゃらないと、ご挨拶したくてキョロキョロ探してしまうくらいでした。蜷川さんは、きっと怒っているよ。先に逝くなって。
帰宅しました。
『約半世紀にわたり、日本の現代演劇の最前線を紹介し続けた演劇評論家で、元朝日新聞編集委員の扇田昭彦(せんだ・あきひこ)さんが、22日午後9時1分、悪性リンパ腫のため東京都小平市の病院で死去した。74歳だった。葬儀は近親者のみで行い、後日、お別れの会を開く予定。喪主は演出家の長男拓也さん。東京都生まれ。朝日新聞記者として、1960年代後半に興った実験劇運動である「アングラ演劇」以降、大きく姿を変えていった現代演劇を、その作り手たちに並走し取材。同時代の社会の中に演劇を位置付ける記事や劇評を書いた。芸術選奨文部大臣新人賞を受賞した88年の「現代演劇の航海」をはじめ、「日本の現代演劇」「唐十郎の劇世界」「蜷川幸雄の劇世界」「井上ひさしの劇世界」など多くの著書がある。静岡文化芸術大学や早稲田大学で教壇に立ち、2003〜06年には国際演劇評論家協会日本センター会長も務めた。』http://www.asahi.com/articles/ASH5R3W0QH5RUCVL003.html
こんなふうに劇評を載せさせていただいていたのに。まさか扇田さんの訃報記事を載せることになるなんて思いませんでした。この優しい笑顔にもう劇場でお会いすることがないのだと思うと涙が溢れます。
SPAC『真夏の夜の夢』トーク 2014年2月1日 ゲスト:扇田昭彦氏