読売新聞にイキウメ『太陽』レビュー(祐成秀樹さん)「入江悠監督の映画版は、登場人物やエピソードを追加。ロケで質感豊かに描くキュリオの住む山村と、人工的なノクスの世界を視覚で印象付けた。だが、原点の舞台版はシンプルだが、演劇ならではの魅力に満ちている。」「〜劇団員の個性に合わせて造形した登場人物の絡みは、オリジナルの舞台の方が断然楽しい。随所で笑いが起き、初演時より力を付けた俳優たちの公演で、感情が刺すように伝わってきた。」
日経にイキウメ『太陽』劇評(内田幸一さん)「初演はフラットな空間に光と闇の対象をきかせ、東日本大震災の心象風景をすくう衝撃的な舞台だった。今回は垂直構造を生かし、進化とは何か、幸福とは何かと静かに問いかけてくる。進化を疑わない
ノクスが出生率の低下に悩む実態が日本の今を映し出す。時代の空気によってさまざまに姿を変える新たな吸血鬼伝説ともいえようか。」
隣は「スターウォーズ」 鑑賞術「SFと映画の世紀」こちらも面白い。