ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

シス・カンパニー『死の舞踏』★★★ 

 シアターコクーンへ。
 最前列センターで。見上げる形で右見て左見て・・首が疲れた(笑)
小川絵梨子さん演出、ストリンドベリの『死の舞踏』観劇。コクーンの奥行きのある舞台スペースが小劇場となっていた。カーテンが揺れる大きな窓の向こう(客席スペース)漆黒の海。夫は暴君で、女優をやめされられあんな孤島に25年もいたらヒステリーになるわね、妻。エキセントリックな熟年夫婦喧嘩に振り回されたクルト。面白かったです。
 
「死の舞踏」のエドガー役は、2016年10月末に急逝された平幹二朗さんが出演予定でした。
暴君だけど痴呆が入ってきているエドガーはすっかり池田成志さんのものになっていたけれど、成志さんよりずっと年上の平さんだったら、どんなエドガーになったのかなぁ〜。

http://www.siscompany.com/sisw/
死の舞踏 Dödsdansen(1901年)作:ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ 上演台本・演出:小川絵梨子 美術:松井るみ 照明:原田 保 音響:高橋克司 衣装:安野ともこ
池田 成志(エドガー) 神野 三鈴(アリス)音尾 琢真(クルト)
「死が二人を分かつまで・・・憎しみ罵り合う夫婦の不思議な愛のカタチ
1901年に出版。1905年にドイツで初演。もともと「死の舞踏」とは、中世後期(14世紀〜15世紀)のヨーロッパで伝えられた寓話であり、「死は誰のもとにもいずれ必ず訪れる」ということを表現したもので、14世紀のフランスの詩によって描かれた、黒死病(ベスト)の蔓延からくる「死」の恐怖を前に、人々が半狂乱で死ぬまで踊り続けたという詩が起源とされている。 さて、その寓話をタイトルにもつ、ストリンドベリの戯曲の舞台は、「小地獄」と呼ばれている孤島。そこに住むのは、退役間近の砲兵隊大尉エドガー(池田成志)とその妻アリス(神野三鈴)だ。二人は銀婚式を三ヶ月後に控えて、普通ならば仲むつまじく、、、と言ったところだが、夫エドガーは、傍若無人、傲慢不遜を絵に描いたような暴君。そして、妻アリスも負けてはいない!辛辣無比、凶暴過激のいわばモンスター化した女。二人は毎日、心底憎み合い毒づき、激しい喧嘩を繰り広げる。そして、この冷め切った家に、アメリカ帰りのアリスの従弟クルト(音尾琢真)が15年ぶりにやってくる。この島の検疫所長として赴任してきたのだ。そのクルトも、一見、善人のようでいて、その実・・・。だが、エドガーとアリスは、それぞれにクルトを自分の味方につけようとする。 次第に、3人三つ巴の主権争いのバトルが過熱して・・・!クルトを交えたエドガーとアリスの闘いの結末は…。 」http://www.siscompany.com/sisw/gai.htm