シアター風姿花伝へ
1回目 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20171210/1512922871
茶目っ気たっぷりの表情の鷲尾さん。パットを家に連れてきたモーリーンの少女のように火照った愛らしい顔を見せる那須さん。その母娘の長年の壮絶なバトルの始まりに思いを馳せずにいられない。閉じた世界。怖いけれど、悲しい。
今日の席が前回(ドアの隣)と逆の母親マグのロッキングチェア側で、前回その部分が見えなかったラスト近くの、ガクッとなったマグの後頭部の大量の血液に愕然として声が出そうになった。
そして葬儀の後のラスト、ロッキングチェアに腰掛けたモーリーンとレイ(いつもパットって呼ばれちゃう。このの街の人たちは人の名前を覚える気がないのか。笑)の会話はまるで・・マグとレイよう。仕草も。
そしてラジオから流れるマグの好きな曲。それは母の面倒を見るのを嫌がっている二人の姉からの71歳になるはずだった母へのプレゼント。葬儀の日がバースデーだったのか。姉たちのことも妄想なの?と思ったけれど、母の介護をモーリーンに任せていたのは事実で、モーリーンの事も厄介者扱いしていたのかもしれない。
まだまだ書きたいことがいっぱいあるけれど・・・パトとかレイのことも。
多くの人に観てほしいです。
http://www.fuusikaden.com/leenane/
作:マーティン・マクドナー 翻訳・演出:小川絵梨子
美術:島次郎 照明:松本大介 音響:高橋巖 衣裳:郄木阿友子 ヘアメイク:鎌田直樹 演出助手:大澤遊
演出部 :稲葉賀恵 舞台監督:梅畑千春
モーリーン:那須佐代子 マグ:鷲尾真知子 パト・ドゥーリー:吉原光夫 レイ・ドゥーリー:内藤栄一
「リナーンの美しき女王さま」これ以上のタイトルがないくらい。リナーンは両親の出身地で、マクドナーが20代前半で書いたのデビュー作だとは・・。
劇中に出てくるキンバリーと、本当に美味しい「大ちゃんのコーヒー」
ローゼンクランツ斗真くんも来てたよ。今回演劇関係の方がたくさん・・今日は深沢桂子さんや中嶋朋子ちゃんも。お隣はアマヤドリの渡邉圭介くんで中村早香ちゃんもいたわ。俳優さんたちに観てもらいたいなーー。
Stage『The Beauty Queen of Leeann』(中央公論)
「二〇一七年七月六日、舞台で演技中に突然亡くなった俳優の中嶋しゅうが、共同プロデューサーの那須佐代子とともに企画していたのがこの公演だ。「これは絶対面白い芝居になる」と触れ回っていたという。」https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171222-00010000-chuokou-cul
ブルックリンで上演されたThe Beauty Queen of Leeann http://www.yomitime.com/011317/0501.html
細かな設定は少しだけ違っていますが、あらすじはこうです。