ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

【おかえり、亮ちゃん(^O^)】田島亮くんと浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き!! 成河くん、亀田佳明さま、イキウメと浜田信也くん、宮沢氷魚ちゃん、大好きです。 演出家・藤田俊太郎くんを応援しています。小林賢太郎さん・片桐仁さんが大好き。ラーメンズは永遠に好き。BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、B'z、EddieRedmayne、大橋トリオ、kitori、宮本浩次さん。みんな大好き。なにより空が好き。 都々逸やっています。

演劇回顧 

昨日の日経夕刊  

 
不寛容・虚妄の連鎖と闘う言葉 2017年演劇回顧 https://style.nikkei.com/article/DGXMZO24489840R11C17A2000000
眞鍋卓嗣は俳優座で演出した新作2作で東日本大震災水俣病と向き合った。前者の堀江安夫作『北へんろ』は死者とともに生きる被災者の姿を、後者の詩森ろば作『海の凹凸』は公害の自主講座をめぐる人間模様をとらえた秀作で、劇団ならではのアンサンブルが生きていた。ちなみに詩森ろばは戯曲賞の候補になり始めた期待の劇作家。自らの集団、風琴工房で作・演出した『アンネの日』で女性の生理という題材に切り込み、性差をめぐる深い闇まで突いていた。マイノリティーや隠された社会問題を照らしだす作劇は貴重だ。上村、眞鍋らと同世代の演出家としては、新国立劇場の芸術監督に就任予定の小川絵梨子も挙げておきたい。米国で学んだだけに翻訳劇中心に演出してきたが、同劇場でやはり戦後戯曲の傑作に取り組み、存在感を示した。長崎の被爆者を田中千禾夫が描きだした『マリアの首』で、硬質な文体を生かす手腕がさえていた。 
蜷川幸雄が手塩にかけて育てた高齢者劇団さいたまゴールド・シアター岩松了が書き下ろした『薄い桃色のかたまり』(演出も岩松)は、原発事故の被災地に取材した力作だった。街を歩きまわるイノシシの涙という奇想と取り残された老人たちの怒りが共振する異色の作劇。アマチュアの高齢俳優ならではの、すぐ隣にあるようないたみの感覚が濃厚だった。 
不安定な現代の生を舞台化してきた岡田利規は主宰するチェルフィッチュで『部屋に流れる時間の旅』を作・演出、死者と生者の交わる不思議なしじまをとらえてみせた。
ポスト蜷川時代の演劇界を背負う中核演出家たちが確かな仕事を残したのは心強いことだ。野田秀樹の新作(作・演出)『足跡姫』は盟友だった十八代目中村勘三郎を追悼する異色作だった。歌舞伎の始まりの時代、荒くれ者たちは体制の悪意や大衆の欲望にさらされながらも、芝居者として演劇を続けていく。勘三郎はその系譜を継ぐ者という作意だった。野田はもうひとりの盟友、英国のキャサリン・ハンターを主演者に迎えた英語劇『One Green Bottle』(『表に出ろい!』の英語版)も作・演出したが、これももとは勘三郎との思い出の舞台。勘三郎の見果てぬ演劇の夢を受け継ぐ思いには、電子化の進む世界で生の身体表現を貫く決意がこめられていただろう。
世田谷パブリック・シアターは開場20周年にあたり、戦後演劇の大作『子午線の祀(まつ)り』を芸術監督、野村萬斎の新演出で上演した。古語と現代語、伝統演劇と現代演劇、それらを混合させる木下順二の「群唱」によるドラマは上演ごとに生まれ変わるが、今回は俳優の身ぶりによってテキストをときほぐす試みが際だっていた。演出者と主演者が兼ねられたため狂言に大きく寄った舞台になった点に賛否は別れようが、公共劇場の雄にふさわしい企画だった。
(内田洋一さん)

「この1年 気概伝わる作品響く」(毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20171212/dde/012/200/006000c
戦中・戦後を厳しく見据えた三好十郎の言葉がリアル。鵜山仁演出の新劇交流プロジェクト「その人を知らず」、上村聡史演出の文学座アトリエの会「冒した者」と代表作2本が続いた。上村は新国立劇場安部公房「城塞」でもさえを見せた。
創作劇では、永井愛が二兎社「ザ・空気」で報道の自主規制に正面から斬り込み、岩松了さいたまゴールド・シアター「薄い桃色のかたまり」で震災を題材に取り上げた。“自分ファースト”の世界がささったのは野田秀樹の「表に出ろいっ!」英語版の「One Green Bottle」。古川健は「60’sエレジー」と「斜交」で、先の東京五輪の光と影をあぶり出した。翻訳劇は、名取事務所「屠殺人ブッチャー」(ニコラス・ビヨン作、小笠原響演出)が光った。
開館20周年の世田谷パブリックシアターは、野村萬斎芸術監督が木下順二の「子午線の祀り」を身体性を取り入れ新演出。
長塚圭史演出の「王将」(北條秀司作)の通し、イキウメの前川知大の「天の敵」、詩森ろばの「アンネの日」、JACROW「骨と肉」、加藤健一事務所「喝采」、ピンターに挑んだ森新太郎演出「管理人」なども見応えがあった。今年85歳の仲代達矢ブレヒトの「肝っ玉おっ母と子供たち」で気迫。
劇団四季創設者の一人で俳優の日下武史が86歳で死去。また俳優の井之上隆志が56歳で、中嶋しゅうが舞台出演中に69歳で急逝した。
(濱田元子さん)