前日譜、初めてのサノ・グラフィン(今まで観た回はコタ・グラフィンでした)ミセス・カーターは毎日、詩森ろばさん。全然違うアプローチが楽しい。衣裳も違うので出版社が明らかに違う。受けるろばさんも違う。
ゴシップ貴社のMr.グラフィンはMrs.カーターって呼んだけれど、ティム、ルディ、エリックはMadam カーターって呼ぶ。
Wikipediaによると「マダム(Madame, 略記: Mme.)は、フランス語で、既婚女性(あるいは地位の高い女性や年長の女性、あるいは女性全般)に対する敬称または呼びかけである。」そうか・・納得したわ。
今日はしばらくの間、シャッターを強くたたく雨の音が効果音になっていた。それも悪くない。セリフがかき消されちゃうかしらという心配は杞憂に終わり、彼らの言葉はちゃんと伝わってきた。
役の人たちが生きているお芝居を観るのは本当に楽しい。
今日のエリックはとても大人びていた。けれど、話が展開していくとともに熱量が上がっていき、そこにドクター・グレイも激しさが増していき、二人が同じベクトルでグワーーーーーーッと上がっていったのがすごかった。まさしくセッション(田島くんがセッションしてたと、そう言っていた!)
そして、何事もなかったかのように無垢な顔で現れたルディ。はしゃぐルディを見て、私もドクター・グレイになる。←気持ち。
serialnumberを二人芝居3本でスタートしたのは本当に良かったなって思う。田島くんにとって。逃げ場がないくらい狭いThe Fleming Houseという空間で1か月。嘘つけない二人芝居。
2017年夏のペナキリ「Penalty Killing Remix ver.」は俳優として復帰する作品としてとても良かった。緒方真利の台詞は田島亮の決意だった。それから、12月に風琴工房の最終公演「ちゅらと修羅」
そして今回劇団としての新しいスタートに立ち会えて良かった。前よりずっとずっとステキです。ろばさんと出会って、これからも一つひとつ高い山を越えていくんだろうと思う。
今の田島亮を多くの人に観てもらいたい。観てもらえばわかるから。私が大好きな『nursery』は明日が千秋楽なので、二人芝居3本目の『ROBOTA』からでも観に行ってほしい。写真はteam ROBOTA。
酒巻さんとの『nursery』が終わってしまうのが寂しい。寂しい。寂しい。
お亮ちゃんは、どの役も引きずらないというのだから、またすごい。すごい集中力なんだな。10歳のような可愛らしいお顔に30歳がなれるなんてーーー。そう見えるんじゃなくて、そうなっているのよ。こんな俳優、そうそういないです。(あの最初の一言で、メロメロ。ルディ・オコーナー事件を担当した裁判官と一緒)
ドクターグレイのコーヒーとろばさんのごはんも大人気。とっても美味しかったです。
「僕のお話を聞いてくれる?」 「もちろんだよ。」←と私(笑)