普段はミュージカル90％（と宝塚）の友人を誘って清澄白河フレミングハウスへ。友だちのおかげで田島くんがやりたい役の話もできて嬉しかった。
いつかマリウスを演じられるといいね。ぴったりだもの。
結局２回の予定が６回、月曜日以外毎日通ってしまった。『nursery』が大好きだったので終わってしまい、寂しい😔 最前列のソファー前へ。お気に入りの席でした。
今日はお客様のお一人が具合が悪くなり中断するというアクシデントがありましたが、再開後は瞬く間に舞台に集中できました。冷静な判断と、俳優二人の力量に感謝。
最後にエリックがルディのためにメッセージを残す、消えてしまう前にルディに「もう安全だよ」と伝えなければと力を振り絞ったエリックの左手が脳裏にはりついている。あのカクテル（バラ）の上に書き足した十字架はバートの死を知らせるだけでなくエリックの消滅を意味していたのかも・・悲しい。
天使のように愛らしいルディ。父からの虐待を受けて育ち、母の死をきっかけにエリックを生み出した。ルディが恐怖を察知すると出て来るエリックはとても頭が良くて、とてもとても優しい青年だったなぁ。ルディを守る天使だった。（個人的には消滅ではなく統合され、表に出てきてほしいよぉ、エリック。）
精神科医のティム・グレイの孤独。独身を貫いて生きてきたティム・グレイ。愛していた人の裏切りが確信に変わった時の絶望の表情が悲しい。ドクターグレイとエリックのことは後で書きたい。彼らの会話劇はまさしくセッションでした。
ママ、エリック、ルディ
初演はリーディングだったというこの『nursery』、素晴らしい二人芝居として生まれ変わった『nursery』に出会えてよかった。
友達もふたりの演技にかなり引きこまれて苦しくなるほどだったようで、田島くんのことはこれからも観たい、12月も観たいと言ってくれた。嬉しい。
「エリックを演じるのに必要な成分だけを残し、他の全てはゴミ箱に捨てて焼き払おうと思っています」とパンフレットにあった。
田島亮くん、俳優を休んでいた４年は、真摯に演劇に向き合う、演劇の神様がくれた時間だったんだね。風琴工房を観て（私もたまたまそれが初の風琴工房だったよ）詩森さんに出会えたこと、それは、それまで体に染み付いていた演技法を一から見直すための時間だったんだね。
毎日とても楽しそうでキラキラしてた。ろばさんがインタビューで話していたように「演劇の達人」「やればやるどパワーが出てくる」。それを近くで目の当たりしたこの２週間。たくさん演じられる場所を与えてもらった喜びにあふれている。３公演の相手役が３人ともすごく優れた上手い俳優だったからに他ならないけれど。
若い頃から計算するタイプだった田島くんが、この４年のいろんな経験を経て、吸収して、成長して、素晴らしいセッションが出来る俳優になったんだねぇ。
前回（３年前かな）得意だろうと詩森さんがこの役を書いたけれど、それが得意すぎて一人でやっちゃう田島亮。楽しくてどんどんやっちゃう「俺をみろよ」というお芝居をしたのを詩森さんが「本当に嫌だ」と思い、すごく怒ったそう。自分の演技を否定されて自ら演技を変えて成長していった田島くん。体育会系の根性と負けず嫌いが功を奏したのかもね。
本当に良かった。
「全部相手の違う濃密な2人芝居を3本立てで演じる亮くんもなかなかの変人だなー。笑
芝居漬けな人に会ったから元気出たあ🔥 綺麗な小道具達⭐」と碓井将大くん https://twitter.com/masahiro_usui/status/1015579436492525569
さとるくんも観に来てた。
今日はアフターバーがなかったので、劇場近くの中華のお店へ。注文したお料理も好みを聞いてくれたり、しかもとても美味しかった〜。
お店の方にフレミングハウスで何をやっているの？と聞かれたのでお話ししたら、興味がありそうで、明日様子を見に行ってみると。スターウオーズのファンらしいので、ROBOTA、いいかも！
