ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

箱庭円舞曲 第二十六楽章 『父が燃えない』★★★★★ 


吉祥寺から浅草へ。いつもと違う電車に乗ったので浅草から迷う。整理番号は意味もなさずだったけれど、ポツンと空いていた最前列に。
 
浅草九劇で箱庭円舞曲 『父が燃えない』とても面白かった。父の声を聞きたかったな〜とつくづく。一人っ子だからか井上裕朗さん演じる居心地悪そうなのに譲れないものが芯にある「親戚」の盾男さんに共感。
現在と数年前を行ったり来たりするもこうだったよね〜という回想にさらっとなる。あざやか!
シンプルな美術。照明だと思っていたのが骨壷だったのに気づいたのは最後の最後でした。
 
私はスイッチを押したかな?そもそもスイッチ押してって言われたかな?
 
原作・脚本・演出:古川貴義
出演:白勢未生(箱庭円舞曲) 相馬圭祐 林和義(VAICE★) 小暮智美(青年座) 安川まり 片桐はづき 井上裕朗(DULL-COLORED POP) 小山貴司 秋本雄基(アナログスイッチ) 古川貴義(箱庭円舞曲)
あらすじ http://hakoniwa-e.com/26_chichi/
「現代、会津若松市の火葬場、待合室。市営の火葬場は市街地から離れた辺鄙な場所にあり、訪れる人が居なければ職員も出てこない。よく言えば静謐な空間である。人の出す音よりも、虫や風の音の方が姦しい。遺体が燃え尽きるのを待つ人々は、故人の思い出を問わず語りに語り合う。一体どんな人間だったのか、何をして、何をしなかったのか。父母や親族との関係、友人との交流、家族との珍事。故人がどういう人間だったかを、それぞれが勝手に語り尽くす。語っても語っても出てくる、出てくる、また戻る、同じ話が繰り返される、捉え方が人によって微妙に違っている、でも答えは分からない、故人しか分からない。同じとき、同じ場所で、同じ時空を共有していたはずなのに。あの人はあの日、何を考えていたんだろう。遺された私たちには、想像することしかできない。」
 この裕朗さんの表情可愛いなぁ。