いつも書いていますが、都々逸は七・七・七・五のリズムで詠む短詩で、そのリズムを並べるだけでなく、更に分解して初句の七は「三・四」（四・四可）、二句の七は「四・三」（二・五可）、三句の七は「三･四」（四・四可）で、五で止めになります。その月の課題ひとつに対してひとり３章までの作品を提出。そして、それを選者が【佳作】（約20作品）、【七秀】（７作品）、【五客】（５作品）、【三才】（「人」「地」「天」）とランク付けして選びます。そして【秀】以上の作品には景品が出ます(*^_^*)。
10月のお題は、宿題「返」「希」「靴」「宴」、席題「婆」 今日は三章選ばれました〜！
「靴」「同じ靴音いるはずのない 君に振り向く朝の駅」 （佳）
「宴」「波に生まれた虹色刺繍 海と光と風の宴」 【三才の「地」】に抜いていただきました！
「婆」「しかめ面した中学２年 ほんとはやさしい婆ちゃん子」（佳）
訃報。都々逸の会の大先輩、落語家の三遊亭小金馬さんがご自宅で亡くなられていたことを聞きました。
【落】「会話とぎれる二人の肴 愛想のいらない落花生」
2006年3月にはじめて作った都々逸。この時投吟した歌の中で、この歌を「客」で抜いてくださったのが小金馬さん。この歌が選ばれていなかったらそれきりでやめていたと思います。大変お世話になりました。圓朝まつりも楽しかったです。
ご冥福をお祈りします。
2006年 はじめての都々逸 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/searchdiary?word=%CD%EE%B2%D6%C0%B8
