23日、天皇陛下はご在位中最後となる、85歳の誕生日を迎えられました。誕生日に先立ち行われた記者会見で、天皇陛下は時折、涙で声を詰まらせながら平成を振り返られました。そのとても温もりを感じるおことばに感動しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181223/k10011757541000.html
「昭和28年に奄美群島の復帰が、昭和43年に小笠原諸島の復帰が、そして昭和47年に沖縄の復帰が成し遂げられました。沖縄は、先の大戦を含め実に長い苦難の歴史をたどってきました。皇太子時代を含め、私は皇后と共に11回訪問を重ね、その歴史や文化を理解するよう努めてきました。沖縄の人々が耐え続けた犠牲に心を寄せていくとの私どもの思いは、これからも変わることはありません。」
「天皇としての旅を終えようとしている今、私はこれまで、象徴としての私の立場を受け入れ、私を支え続けてくれた多くの国民に衷心より感謝するとともに、自らも国民の一人であった皇后が、私の人生の旅に加わり、60年という長い年月、皇室と国民の双方への献身を、真心を持って果たしてきたことを、心から労いたく思います。」
沖縄や被災された方々への思いやりのおことば。国民への思いやり。皇后陛下を労うおことばの愛情の深さに胸が熱くなりました。こんなにも国民に寄り添っていてくださる天皇陛下を心より尊敬しこれからもお慕い申し上げます。
