文学座アトリエの会『スリーウインターズ』初日観劇。おもしろかったです。
1945(第二次世界大戦直後)、1990(ユーゴスラビア崩壊直前)、2011年(クロアチアがEUに加盟する直前)のクロアチアの家族に起きた3つの冬が交錯する。登場人物も多いので慣れるまで少し時間がかかってしまった(はい、寄る年波のせいです😅)。幕間にパンフレットの家系図でキャストを確認してスッキリ。
1990年コス家の男性陣が気にしていたサッカーの試合は、ユーゴスラビア代表をオシム監督が指揮していたW杯イタリア大会だな〜それはテレビつけずにいられないよね〜 とオシム監督の顔が浮かんだ私です。
そしてその日ユーゴスラビアの分裂が決定。
観て、このデザインの意味がわかりました。
作:テーナ・シュティヴィチッチ(Tena Štivičić) 訳:常田景子
演出:松本祐子
出演:寺田路恵、倉野章子、南 一恵、山本郁子、増岡裕子、前東美菜子、永宝千晶 石田圭祐、斎藤志郎、得丸伸二、神野 崇、上川路啓志
「ザグレブに住むコス一家。1945年第二次世界大戦後、ローズはナチスの協力者だったブルジョワジーの家を手に入れる。
実はこの家はかつてローズの母親がメイドとして働き、追い出された家でもあった…。
1990年ユーゴスラビア分断が決定、2011年クロアチアEU加盟。
ローズそして彼女を取り巻く人々は、この3つの冬をそれぞれの時代でどう生きたのか…。
移ろいゆくクロアチアの歴史が紡がれてゆく。」
美術/石井強司 照明/賀澤礼子 音響/丸田裕也 衣裳/山下和美 アクション指導/渥美 博 舞台監督/加瀬幸恵 制作/梶原 優、佐藤竜太郎、鈴木美幸 宣伝美術/藤尾勘太郎 後援/駐日クロアチア共和国大使館