半休して初台へ。
新国立劇場小劇場にて『あの出来事』見応えありました！情報量が多くて集中していたので見終わったらお腹空いてた。77人が犠牲となったノルウェーのウトヤ島の事件がモチーフの舞台。主演の二人（二役ではない）を見つめるコーラス（事件の被害者）はコロスであり私たちでもあった。おもしろかった！
11人を演じた小久保寿人くんが素晴らしい！出てきた途端「来たーー」となったよねと他の席で見ていた友人と話した。無理に演じ分けていないのに台詞が明瞭なので言葉がちゃんと伝わってくる。受けるクレア（南果歩さん）がうまいから、それが誰だか想像できる。できない（頭が間に合わない）ところもあったけれど。
小久保くん、映像で活躍中だけど舞台もっと観たい！
小久保くんの巧さは亀田佳明さんに似てると思った。
☆小久保寿人くんはさいたまネクスト・シアターの一期生です。今はネクストではないけれど（９年在籍）さい芸での『ジハード 』の出演は嬉しかったなぁ。
アフタートークも聞けて良かった。生き残ったカレンを演じた南果歩さんが言っていたように私は少年を「紙一重で赦す」ことができるのか…
小久保くんはノルウェーのウトヤ島に行き少年が暮らした場所に触れてきた（＝クレア）を体験してきたというのがとても生かされていたと思う。
裕福な家に育った少年。少年はかなりの白人至上主義者だったらしい（白人の彼はさらに白く整形していたとか）。
カレンによってこの舞台の少年の背景が少しずつ。何が引き金になったのかわからないけれど移民問題が根深い。『ジハード』ともリンクしていた。
友人に『ビューティフルワールド』の主演女優さんも出ていると聞いていたのでコーラスを見る目線がつい吉岡あきこさんにいってしまった😊。コーラスには一般の方もいて、衣裳は私服で、日替わりで違うところもあると聞いて、余計スリリングな舞台になっていたんだな〜と思ったわ。
もう一回観ます！
合唱団の指導者を務めるクレア。彼女の合唱団には、移民や難民など、さまざまな立場の人たちがいた。
ある日、練習中に突如入ってきた少年が銃を乱射し、多くの人が亡くなる。団員が殺されるのを目の当たりにしたクレアは、それ以来、魂が分離したような気分になってしまう。
クレアは、犯人の少年を「人間」として捉えようと、自分や少年の関係者との対話を試みるが......。
作：デイヴィッド・グレッグ 翻訳：谷岡健彦 演出：瀬戸山美咲
キャスト：南 果歩 小久保寿人
『あの出来事』合唱団（五十音順）：秋園美緒 あくはらりょうこ 石川佳代 カーレット・ルイス 笠原公一 かとうしんご 鹿沼玲奈 上村正子 木越 凌 岸本裕子 小口舞馨 小島義貴 櫻井太郎 桜庭由希 Sunny 白神晴代 菅原さおり 杉山奈穂子 鈴木里衣菜 武田知久 谷川美枝 富塚研二 中村湊人 松浦佳子 南舘優雄斗 柳内佑介 山口ルツコ 山本雅也 吉岡あきこ 吉野良祐
ピアノ:斎藤美香
