ロシアにいる勝村さんの手形レリーフ。
彩の国さいたま芸術劇場 NINAGAWA STUDIO(大稽古場)へ。
「さいたまネクスト・シアターØ『ジハード ―Djihad― 』初日観劇。素晴らしかった。移民2世として生まれたため差別を受けてきた若者たちのジハード。過去の話でも遠い国の話でももうない国に住む私たちと役の彼らとの境目がない距離感。彼らと同世代の若い人たちに観てもらいたいと心から思う。」
「『ジハード ―Djihad― 』蜷川さんに育てられた4人(堀 源起 竪山隼太 鈴木彰紀 小久保寿人)がさい芸の渡辺さんたちに支えながら時間をかけて自分たちの場所Øとしてスタートさせたことに感動とリスペクトしかない。2016年の『ジハード』にはイキウメの盛さん出ていました。http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20161217/1481990248 」
とてもとっつきやすい。ブリュッセルに住む移民2世の若者、イスマエル(堀 源起)とベン(竪山隼太)とレダ(小久保寿人)と。ベルギーの空港から内戦の続くシリアへ旅立つ(仲間を助けるために)3人の若者の普通にその辺にいる大学生のような会話。同級生にいるいる、ああいうキャラ。テンポよく進んでいくのだけれど、教会で銃撃で妻を殺されたミシェル(鈴木彰紀)の死に直面してから・・・死の予感へ加速していった。
彼らの敵は誰なのか?見えない敵。宗教とか移民問題などの実感はできなくても、彼らの物語は日本にいる若者の物語に見えた。
「ブリュッセルに住む移民2世の若者、ベンとレダとイスマエル。3人はそれぞれ、好きな女性がイスラム教徒でないことから結婚が暗礁に載り上げたり、自分の好きな音楽がイスラムの教えに反しているのではないかと悩みを抱えるなど、ヨーロッパ社会の移民コミュニティで暮らすことの息苦しさから逃がれるように「ジハード(聖戦)」に参戦することを決意し、ベルギーから内戦の続くシリアへ向かう。彼らはなぜ、ジハードへ向かうのか・・・」
作:イスマエル・サイディ 翻訳:田ノ口誠悟 演出:瀬戸山美咲
出演:堀源起、竪山隼太、鈴木彰紀 / 小久保寿人
※「さいたまネクストシアター0」の「0」はoにストローク付きが正式表記。
(撮影:宮川舞子さん)
朝日新聞夕刊に『なぜ聖戦に向かうのか 彩の国さいたま芸術劇場「ジハード」』
『〜〜 「お客さんに笑っログイン前の続きていいんだと伝わるようにね」同劇場の稽古場。若者3人が戦場で現地の人と出会う場面をコミカルなものに演出しながら、瀬戸山がそう声をかけた。「全体としてコメディーではないんですが、『いるよね、こういうやつ』と、親しみを感じるようにしたい」と瀬戸山。笑いは、戯曲の作者イスマエル・サイディと会った際にもアドバイスされた。ベルギーで見た公演では、10代が中心の観客らがスタンダップコメディーを見るように爆笑していた。モロッコ移民2世のサイディが笑いに包んで伝えたかったのは、なぜ彼らがジハードに向かうのか。かつての同級生がISの戦闘員になっている姿をテレビで見て、この戯曲を書いたという。劇中の3人をジハードに追いやるのは、宗教を理由にやりたいことを禁じられる息苦しさや、見た目から差別を受ける社会に居場所がないといった、個人的な悩みだ。それは、日本人であっても共感できると瀬戸山は考える。「彼らがどんなに明るく振る舞っていても、切実な思いとか、どうしようもなくこうしているんだということが、ある瞬間、ひっくり返るみたいに見える。そんな舞台にしたい」』(星賀亨弘さん)
ネクスト・シアターを退団した小久保寿人くんの出演が嬉しかった。鈴木アッキーが声をかけたんだってね。一緒に闘ってきた仲間っていいなぁ。
ごはん食べていたら友達が来た。韓国のお土産ありがとう〜。
おやつありがとう。十万石まんじゅう!
「よみちにひはくれない/浦和バージョン