ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

PARCO Production『ボクの穴、彼の穴。The Enemy』初日★★★★★

というわけで、PARCO Production『ボクの穴、彼の穴。The Enemy』初日観劇。木曜日に観劇することはめったにないので明日休んでしまわないようにしなくては…

『VIOLET』ぶりのプレイハウス。F列(5列目)通路側←なので視界良好😊


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(入口のポスターがシワシワ😱貼り直して〜)

すごくおもしろかった。ふたりのバランスが良くて素晴らしい!

佐助くん演じる兵士Aのモノローグ(一人芝居)で始まり、まるで落語を聞いているようですごいなぁと…。では兵士Bの氷魚ちゃんは?と思ったら想像をはるかにこえていた。いつコメディセンスセンス磨いたのか元からあったのを引き出されたのか?

 

砂漠にふたつっきりの穴(塹壕)に隠れているのは敵同士、同じ26歳の兵士が一人ずつ。ふたりはお互いをモンスターだと言い、恐れている。戦争マニュアルに従う真面目な兵士。

 

広いプレイハウスで二人芝居って相当なプレッシャーだったと思う。シンプルなセット(美術は乘峯さん!)でたった二人なのに上も下も、空も世界も見せてくれた。離れているのに近い二人、それぞれの敵はモンスターなのか?

 

どんマイケル!兵士Bと同じ穴にいたマイケル。マイケルを入れた脚本のおかげで、いつでも彼らが、いつでも多くの若者がマイケルになり得る恐怖も。

 

「夜、穴の底からは、たくさんの星が見える。星のあるところまでいって、そこからこの砂漠をながめてみたい。」

f:id:Magnoliarida:20200918013504j:image とても美しい満天の星空でした。おお〜って心の中で声出てました。

 

本とはちょっと違うラストがとても良かった。そうみんなだよ、思っているのはみんなだよ。

 

音楽もすごく良かった。ふたりの歌も!音楽はやっぱりベトナム戦争を想像させます。

 

と、感想Tweet。パッと書いたので明日追記予定。


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日程:2020年9月17日(木)~9月23日(水)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス

原作:デビッド・カリ
イラスト:セルジュ・ブロック
翻訳:松尾スズキ(千倉書房より)
翻案・脚本・演出:ノゾエ征爾
出演:宮沢氷魚 大鶴佐助

音楽:田中馨 美術:乗峯雅寛 衣装:下田昌克 照明:佐藤啓 演出助手:大江祥彦 舞台監督:今野健一 宣伝美術:榎本太郎 宣伝写真:端裕人 宣伝スタイリスト:嶋岡隆 宣伝ヘアメイク:奥山信次 制作協力:TSP プロデューサー:毛利美咲

 

ゲネプロの記事が載っています。

宮沢氷魚大鶴佐助が取り残された兵士の“闘い”に挑む「ボクの穴、彼の穴。」開幕」(ステージナタリー)https://natalie.mu/stage/news/396824

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舞台写真 撮影:阿部章仁(Akihito Abe)さん

 

宮沢氷魚“上裸俳優化”に苦笑い「記録更新中です」 大鶴佐助も大胆な脱ぎっぷり」(oricon news)https://www.oricon.co.jp/news/2172166/full/

https://youtu.be/qQPE8LlHPAE

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舞台写真 撮影:阿部章仁(Akihito Abe)さん

 

宮沢氷魚×大鶴佐助が「見えない敵」に挑む ノゾエ征爾演出舞台『ボクの穴、彼の穴。』ゲネプロ&取材会レポート」(spice)

https://spice.eplus.jp/articles/275767

「ボクA(大鶴佐助)とボクB(宮沢氷魚)が、それぞれの穴の中からモノローグで心情を語る形で物語は進む。二人芝居だが、大半のシーンは「一人芝居×一人芝居」だ。違う空間にいるという設定で、直接セリフを交わさずに一つの舞台を構築していくのは、決して簡単なことではないだろう。」

「宮沢と大鶴が演じる、等身大の青年の姿も魅力的だ。「独り」だからこそ彼らはそれぞれに本音を漏らす。ここは戦場だというのに、コンビニがないとぼやいてみたり、恋がしたいと妄想してみたり、そんな彼らの姿には「人を殺す」ということがまったく似つかわしくない。本来「モンスター」でも「殺人鬼」でもない青年が、戦争という異常事態に置かれ疑心暗鬼に取りつかれていく様に、もし自分が「彼」の立場になったとして、やはり同じ状態になってしまうのだろうか、と少しぞっとする。」

「「見えない敵との戦い」「独りで穴の中でじっとしている」という状況から、現在世界的に流行している新型コロナウイルスのことがどうしても思い起こされる。ウイルスの脅威により、異常事態に置かれている現在、誰もが少なからず以前とは違う考え方や感じ方をするようになっており、そこから人間関係のひずみや他者に対する不寛容が露見する事態も多く起きている。ウイルスの脅威に脅えて疲れた精神状態では、自分は何を信じればいいのか見失ってしまうこともあるだろう。盲目的に「戦争マニュアル」を信じる彼らの姿は、現在を生きる私たちの危うさを映し出している。」

(取材・文=久田絢子さん)

「回が3回目の共演となる宮沢と大鶴だが、稽古で相手に対して改めて気づいた部分はあったか、という取材陣の質問に、大鶴は「氷魚ちゃんがこんなに打たれ強いというか、叩かれても叩かれても立ち上がってくる、という姿は初めて見た。でも逆に役者として信頼できると思った」と稽古場での様子を暴露すると、宮沢は「いやぁもう、悔しくてね」と照れ笑い。一方、宮沢は「これまで佐助の目を見て芝居をする機会があまりなくて、今回その表情とか心情の変化とかが佐助の目から感じられて、それは普段の会話の中では出ない色なので、すごく面白いなと思った」と、大鶴の目に映る表情について語った。」

以下ホームページへ

『ボクの穴、彼の穴。The Enemy』取材会(取材・文・撮影=久田絢子さん)

 

だから、舞台であんな素晴らしい氷魚ちゃんが観れたんだね。私は初舞台からとりあえず全部観てきて今回正直びっくりしました。氷魚ちゃんの殻を破ってくれるいい役に出会えたんだなぁ。

今日は上手で、あと一回下手で観るので楽しみ!オンデマンドも。

 

WOWOWメンバーズオンデマンドでの配信について

◆配信日時:2020年9月21日(月・祝) 18:00
◆配信場所:WOWOWメンバーズオンデマンドにてライブ配信
◆視聴料金:WOWOWにご加入中の方は無料   https://www.wowow.co.jp/mod/


番組公式サイト

www.wowow.co.jp