コロナの影響で秋に延期になった舞台。無事幕が上がり観劇できることに感謝(『かがみ まど とびら』延期 https://magnoliarida.hatenablog.com/entry/20200401/1585709587)
マームとジプシーの『かがみ まど とびら』観劇。
かがみの中を冒険するようなワクワク感。客席とのジャンケンやコール&レスポンスで一体となったニナガワスタジオ。子どもたちの声も混じり幸せな観劇に。最後胸がぎゅうっと掴まれ涙が。誰でも一度は鏡の向こう側が知りたかったはず。それを叶えてくれた。
明日ゴミにされちゃうかもしれない「みるぐいぬ」を助けなきゃ。
境界線を考える。かがみの向こう。まどの向こう。とびらの向こう。
藤田さんのコメントにあるように、想像もしていなかったことが起きた今年。あるとき境界線が引かれた私たちは2020年の春以前に戻ることはできないかもしれない。
戦争を知らない世代の日本に住む私たちに引かれた東日本大震災の前と後の境界線。そのとき以上に生活にばっさり線を引いた新型コロナウイルスという境界線を思う。それでも自分で時間を選べる私は幸せなんだなぁ。話が逸れたけれど…
4歳から楽しめる演劇。マームとジプシーらしいけれど、とてもわかりやすい作品。リフレインもさりげなくて。
子どもは7〜8人しかいなくて私を含めかなりの大人ばかり。藤田さんの作品が好きでチケット買ったけれど小学生以下のお子様と家族限定の日があったら良かったかと… 真っ先に買っておいてなんだけど😅チケット完売にふと思う。
当日パンフがかがみ。
作・演出|藤田貴大
音楽|原田郁子 衣装|suzuki takayuki
宣伝美術|名久井直子 宣伝写真|井上佐由紀
出演|伊野香織 川崎ゆり子 成田亜佑美 長谷川洋子
あらすじ
「おかあさんも だれしもが寝静まった夜
わたしはそっと お布団からぬけだして
かがみのなかには もうひとりのじぶん
まどのそと どこからか 夜の音がする
とびらには もちろん鍵がかかっている
かがみのなか
まどのそと
とびらのむこう
おかあさんは 知っていて
わたしはまだ知らないこと」