ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『ダウト 疑いについての寓話』アフタートーク

『ダウト 疑いについての寓話』アフタートーク。殴り書きをしてきたので、誰が話したのか忘れちゃったところもあるけれど、ざっくり。
司会が大堀久美子さん。それだけでもうプラスからのスタートです。大堀さんはトークする舞台の俳優・戯曲・劇団などのことを知っていて掘り下げてお話してくださるのでトークに愛があります。
シアター風姿花伝プロデュース8本目に『ダウト』を選んだかについては、那須さんが「一緒に体感してもらいたいと思った」と。以前から知っていた戯曲だけれど、ご自身がシスター・アロイシスを演じることができる年齢になったことに気づいて、この作品を選んだそうです。
10年前にもこの戯曲を演出した小川絵梨子さん。10年前はアロイシス目線で演出したけれど、10年経った今、登場人物4人を柱にし、それぞれが抱えている事情に感情移入できるように翻訳し、演出したと。
亀ちゃん:日々緊張を途切れさせないようにしている。伊勢佳世ちゃん:は観客を忘れることができるくらい相手に集中できる。
〈キャラクターを掴むきっかけ〉
アロイシス:那須さんは、なぜ厳しいのか、戯曲に書かれていない彼女の背景は・・離婚してからシスターになったのだから20年くらい前に何があったのか・・。罪悪感から世の中に厳しくなったのかもしれない。
ミラー夫人:津田真澄さんはお稽古場で小川さんに「頭を踏まれてそこから上がる人」「いちばん弱くいちばん強い人」と言われた。
シスター・ジェームズ:純粋さ。
フリン神父:上演したカンパニーによって描かれかたが違う、どうにでも作れる存在。生徒に人気がある。5年で3回転校。その理由は語られないので言葉の裏を読んで作っていった。(場面転換前の亀ちゃんフリン神父の表情を読み取ろうと私もしています。善か悪ではないとされている戯曲。真実は誰にもわからないし、学校を辞め他のスクールに移動した(司祭としての栄転)けれど、黒人少年ミラーとの関係はグレーのままです。聖職者としての立場を守るために先手を打ったのかも。
小川さんは、派手じゃない作品なのでキャストで見せることができる「ご褒美プロジェクト」だと嬉しそうにおっしゃっていました。
〈アロイシスが「疑い」を確信している強さについて〉
亀ちゃん・津田さん:アロイシスはフリン神父をただ嫌いなだけ。爪を伸ばしていることも生理的に嫌い。
伊勢さん:人のため、守りたいものがある強さでは・・。
小川さん:寓話が重要。それそれの立場を明かさない戯曲。アロイシスは自分を縛っている。那須さんだから観客はアロイシスを嫌いにならない(ちょくちょく面白いもんね。嫌いになれないから「私の中に疑いがある」という言葉が生きますよね
〈フリン神父〉は自分に甘い。言い訳が上手。紳士的で誠実、だけど、ずっと何かに悩んでいる。ヒントは8年前(だけど書かれていない)。

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