ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

『もはやしずか』★★★★

シアタートラムにて『もはやしずか』観劇。D列通路側。


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おもしろかった。家族・子どもにまつわる話はとても現実的なので観るのが辛い方もいると思う。
私は橋本あっちゃん演じる大人の康二役みたいに… あんな風に妻に迫られたら、時間ほしいと言ってしまうし、それできっと揚げ足取られるからもう地獄で言い返せない。そうしてどんどん無口になって、すれ違っていくのでしょう。

ラストが違うと皆さま書いておられるので戯曲を読んだら…そのラストの方がいつものた組の加藤拓也さんだと思ってしまった。今日のラストに流れたあれの意味(もちろん康二のこと)を想像した、その想像以上のラストだった。今日の康二と印象変わります。

観劇したケラさんが「問題の扱い方が真っ当過ぎる気もし、故にひたすら生真面目に観ねばならぬような疲弊を感じたが、今そうした作品が(も)必要とされてるのだろう。加藤拓也氏20代でこれは見事。」https://twitter.com/kerasand/status/1511717424415973376?s=21&t=zASblnU2AwDiB2aGn8yKfw

ちょっとわかる。今回「真っ当」だなと私も思いました。戯曲にあるラストだったら違うね。


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D列で観やすい〜と思っていたら対面式の舞台でDが最前列に… 舞台が高くて、高さのあるテーブルがいくつもあるので死角がありちょっとストレス。もう少し舞台を低くしてほしかった。美術と音響の人はいろんな席に座ってチェックしてほしい。

俳優は全員素晴らしかった!

脚本・演出:加藤拓也

出演:橋本淳、黒木華、藤谷理子、天野はな、上田遥、平原テツ、安達祐実、声の出演:松井周

mohayashizuka.jp

美術:山本貴愛 舞台監督:竹井祐樹(StageDoctor Co.Ltd.)
音響:早川毅(ステージオフィス) 音響操作:高島斎(ステージオフィス)
照明:島田雄峰(LST) 照明操作:佐伯香奈(LST) 衣裳:Narumi 演出助手:加藤由紀子 葛西祥太

あらすじ「康二(橋本淳)と麻衣(黒木華)は長い期間の不妊に悩んでいる。やがて治療を経て子供を授かるが、出生前診断によって、生まれてくる子供が障がいを持っている可能性を示される。康二は過去のとある経験から出産に反対するが、その事を知らない麻衣はその反対を押し切り出産を決意し…。

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あと、B5のパンフレット2,500円は高すぎ(せいぜい高くて1,000円では?)。チケットもトラムなのに7,000円… パンフレット買ったからほぼ一万円よ!買えません😔

natalie.mu

「劇団た組の加藤拓也が作・演出を手がける本作は、不妊に悩む夫婦と、彼らを取り巻く人々を描いた物語。康二と麻衣は不妊治療を経て子供を授かるが、出生前診断によって、産まれてくる子供が障害を持っている可能性を示される。康二は過去のある経験から出産に反対。しかしそのことを知らない麻衣は、反対を押し切って出産を決意し……。今回は対面式の客席で、客席の間にステージが配されている。ラグジュアリーな家具が置かれたリビングルームを舞台に、康二・麻衣夫婦を軸にした現在のシーンと、康二の人格形成に影響を与えた幼少期の場面がクロスしながら、物語が展開していく。現在のシーンでは、妻になかなか本心を明かすことができない康二と、自分の意見を夫にぶつける麻衣、すれ違う1組の夫婦のやり取りを、橋本淳と黒木華が熱演。一方、過去のシーンでは、康二の両親と幼稚園教諭が激しく衝突し合う場面を、平原テツ、安達祐実、藤谷理子の三者が生々しい演技で立ち上げた。」(ステージナタリーより)