一週間ぶりのKAAT『アメリカの時計』。20世紀初頭、大恐慌によって未曽有の混乱に落ちたアメリカと、ある家族の年代記(クロニクル)。
完走そして千秋楽おめでとうございます。
カーテンコールの矢崎広くんのやりきった感の笑顔、最高でした😃
1929年10月アメリカの証券パニックから多数の倒産、失業者が出た大恐慌とコロナが招いた景気悪化の日本のこれからと重なるような気がしてとても重苦しい作品だけど、、あ〜どう生きるか問われても…河内さんのロバートソンに近くにいてほしい。
リーのママローズのシルビア・グラブさん(ピアノと歌も)心に響きました。多数の役を演じる皆さまを観るのは楽しかったです。ラジオから流れてきたルーズベルトの声を演じた武谷さんも好き。
上田大樹さんの大地とその後ろの楽屋のような美術と映像も素晴らしかったけれども、映像のスクリーンはあの傾きだと上の方の席(9列目)では迫ってくる感じがなく少し残念でした。後ろの席にも座って決めたのだろうけれど…。
最後の「どうぞお続けください……」
「自分で言ってても身の引き締まる思いでした。
続けなきゃいけないこと、続けてはいけないこと、続けてしまってること。多くを学びました。」とロバートソン河内大和さん。
KAAT『アメリカの時計』
— 河内大和 yamato kochi (@k_h3021) 2023年10月1日
ロバートソンは語り尽くしました。
最後の「どうぞお続けください……」
自分で言ってても身の引き締まる思いでした。
続けなきゃいけないこと、続けてはいけないこと、続けてしまってること。
多くを学びました。
この作品に関わられた全ての皆様に深く感謝いたします‼️ pic.twitter.com/eevVs98d4r
盟友・長塚圭史が演出した大恐慌後の世界「現代の私たちに鋭い示唆を与える」
「ステージのラスト、未曽有の危機を救済したとされるルーズベルトについてのこんなセリフが印象に残った。「実際、彼は保守的で伝統的な人間だった。次々に訪れる緊急事態が彼を左に突き動かしたのだ。『革命』という言葉が美辞麗句ではなかった時代。(略)全てが彼の意図だったかは私にはわからない。なぜそうなったのかも正確にはわからない。でも私はこう考えている。その信じる心こそがアメリカ合衆国を救ったのだと」」(「悲劇喜劇」9月号掲載)
三谷幸喜さんが近くの席でした〜。