4月1日より、長塚圭史さんが神奈川・KAAT神奈川芸術劇場の芸術参与に就任。
白井は自身の芸術監督としての活動について「公共劇場の芸術監督ですから、神奈川県民に還元するため全力でやってきた。2019年度のラインナップは『これ以上ないくらいがんばった』というピークに来ていると思う」と述懐しつつ、「今後もさらにがんばりたいですが、勢いが持続できるか不安」と胸の内を明かし、改めて「若い力が必要」と繰り返す。白井は「2021年には僕は63歳で、もし2期目を務めたら68歳。そんなおっちゃんがやってどうすんねん!と思う」と笑いを交えつつ、「若者と我々の世代では、演劇に求めるものの感覚が違いますし、ここはみんなの劇場なので僕の理想だけ求めても仕方ない。1人で理想を考えるより、若者と一緒に考えられたら」「長塚さんに参与になっていただくことで、連続性を持って劇場がつながっていけば。僕の監督任期のあとは、しっかりバトンタッチしつつ新たなものを作ってほしい」と長塚にエールを送った。
白井さんになってからKAATに通うのが楽しくなりました。ありがとうございました。
2019年度ラインナップもとても楽しみなので、ワクワクします!
私の初KAAT(January 21(Fri), 2011)が長塚さんでした。大ホールのこけら落としは『金閣寺』、大スタジオのこけら落としは葛河思潮社の旗揚げ公演『浮標』)