早退して、日生劇場にて『テラヤマキャバレー』Inspired by Shuji Terayama 初日観劇。デヴィッド・ルヴォーさんの演出は成河くん『黒蜥蜴』から5年ぶりですね。私もか。初日なので少しだけ。G列にて。
テラヤマキャバレー、楽しかったーー。言葉、言葉、言葉、まさに「言葉の錬金術師」寺山修司の美しい詩のような夢の世界を「劇場の魔術師」デヴィッド・ルヴォーが魅せてくれた!下手したら下品になるのにやっぱり品がありました。
池田亮さんの脚本もすごく楽しいです。
「めちゃくちゃ楽しいです。色んな国や時代のオモチャ箱を掻き交ぜてひっくり返したみたいに、次から次へと色んなものが出てきて、訳も分からないのに突然その美しさに圧倒される、そんな1秒先の展開が読めないジェットコースターのような時間。デヴィッド・ルヴォーは劇場の魔術師なので、寺山作品を知らずともどうか気構えず、身を委ねて色々な感情を見つけに来て下さい。」と成河くんがブログに書いていた、それでした。
パンフレット2,500円だったから買わなかったけれど、ホントは読みたい。
開演前、目の前でルヴォーさんと野田秀樹さんがハグしててーー。初日だからどこまで言っていいかわからないけど、寺山修司の夢の中で野田さんったら、、唐さんったら、、ってなるので客席にいらした三谷幸喜さん(お隣に草彅くんいた)の感想お聞きしたい。笑
「あしたはどっちだ」って、あしたのジョー🥊の歌詞だったの思い出したよー。
「マッチ擦するつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」🌏
そういえば、寺山さんはスマホ📱知らないよね。←「不適切にもほどがある」が浮かんだ😏
「天井桟敷」は観たことないけれど、劇団員たちが人形浄瑠璃をトレースしたような場面好き。
「名前」もキーになっています。
成河くんの「白粥(劇団員)」はアレ鳴らしたりアレ落としたりアレ打ったりアレ弾いたり、アノヒトだったり、モンスターっぷりは目立たず控えめでしたが鬼才な演劇職人ぶりを発揮していました〜。そして、成河くんの歌声は誰よりも絶品です。
で、ちょっと… 伊礼くんの「蚊」がすごい。あまりにものびのび健やか、かつセクシーでおもしろい🤣。ミュージカルでの伊礼くんをあまり知らないので普段がわからないけれど、楽しい伊礼彼方!劇団員ではなく蚊ですから。ソロのときのバックにMosquitoのMosをもじったネオンの看板「MOS QUEEN(だったかな?)」が出ていたし、透け透けだし…🤣
「時間」の美術も素晴らしかったーー。そこに楽団がいて、三島由紀夫役の劇団員がいて、、
どうやって感想書けばいいのか… パラパラ書いてます。少しずつ書きます。23日に観るからそのときちゃんと書けるかなぁ。
ぜんぶ素晴らしくて、くだらない。
「どんな鳥だって想像力より高く飛ぶことはできないだろう」 寺山修司
STORY「1983年5月3日(火)、寺山修司(香取慎吾)はまもなくその生涯を終えようとしていた。彼を慕う劇団員がキャバレーに集まっている。そこは寺山の夢の中で、夢の世界の住人たちに「暴言」「アパート」「白粥」「鶏」「ノックノック」などと名前を授け、新作舞台『手紙』のリハーサルを始めた。そこに、「死(凪七瑠海)」が彼のもとにやってきた。死ぬのはまだ早いと、リハーサルを続けようとする寺山。死は彼に日が昇るまでの時間と、過去や未来へと自由に飛べるマッチ3本を与える。その代わりに感動する芝居を見せてくれ、と。寺山は戯曲を書き続けるが、行き詰まってしまう。そこで、死はマッチを擦るようにすすめた。1本目、飛んだのは過去。近松門左衛門による人形浄瑠璃「曽根崎心中」の稽古場だ。近松の創作を目の当たりにしたことで、寺山の記憶が掻き立てられる。2本目は近未来、2024年のバレンタインデーの歌舞伎町へ。ことばを失くした家出女や黒蝶服、エセ寺山らがたむろするこの界隈。乱闘が始まり、その騒ぎはキャバレーにまで伝播。よりけたたましく、激しく肉体がぶつかり合う。寺山は知っている。今書いている戯曲が、死を感動させられそうもない、そして自身も満足できないことを。いまわの時まで残りわずか。寺山は書き続けた原稿を捨て、最後のリハーサルへと向かう。」
脚本:池田 亮 演出:デヴィッド・ルヴォー
―寺山修司の劇団員― 成河:白粥 伊礼彼方:蚊 村川絵梨:アパート 平間壮一:暴言 花王おさむ:舌ちょんぎり 福田えり:ミッキー 横山賀三:青肺 凪七瑠海(宝塚歌劇団):死
浅野彰一:劇団員・犬尻 小田龍哉:劇団員 葛たか喜代:劇団員 川原田樹:劇団員・ノックノック 日下七海:劇団員 小林風花:劇団員 近藤彩香:劇団員 的場祐太:劇団員・鶏 水口早香:劇団員 スイング:木村風太 中野風音
―MUSICIANS― Cond/Keyboard 太田 裕子・Guitar/Daxophone 内橋 和久・Flute/EWI 坂上 領・Trombone/Keyboard 湯浅 佳代子・Violin 渡辺 剛・Bass 西嶋 徹・Drums 堀越 彰・Percussion スティーヴ エトウ
美術:杉山 至 照明:吉枝康幸 音響:高橋 巖 衣裳:前田文子 ヘアメイク:鎌田直樹 振付:野上絹代 音楽監督:江草啓太 映像:須藤崇規 歌唱指導:市川祐子 演出助手加:藤由紀子 舞台監督:二瓶剛雄 廣瀬次郎 企画・制作・主催梅田芸術劇場
慎吾ちゃん🐿️。あら似てる。
香取慎吾、「言葉の錬金術師」寺山修司に挑む! 舞台『テラヤマキャバレー』が開幕。
ルヴォーさん「今回、寺山修司という芸術家を通じていろんな日本の芸術の形態を旅することができました。個人的なレベルで言えば、今回の作品は演劇へのラブレター。日本の演劇の世界で学んだ素晴らしいものへのお返しであり、芸術をまったく変えてしまった『寺山修司』という天才に、素晴らしい役者の皆さんと一緒に挑めたことをうれしく思います」
「その言葉通り、舞台上では人形浄瑠璃の人形の動きを、生身の人間がトレースするかのように演じる歌舞伎の「人形振り」の所作が見事に再現され、70年代に寺山が劇団「天井桟敷」で追求したアングラ演劇がルヴォー流にアレンジされて再現される。また今作では寺山が作詞した『時には母のない子のように』『あしたのジョー』『もう頬杖はつかない』などの珠玉の名曲を、舞台のクライマックスで俳優たちが歌い上げるのも見どころだ。」
||◤コメントムービー到着🕯◢||#テラヤマキャバレー
— テラヤマキャバレー Inspired by Shuji Terayama (@TerayamaCabaret) 2024年2月10日
お客様へのメッセージをお届けします✨
📍寺山修司役#香取慎吾(@ktrsngofficial) さん
が登場!
ついに開幕した本作🔥
日生劇場、梅田芸術劇場メインホールにて
皆様のご来場を心よりお待ちしております! pic.twitter.com/QS1JCFdxrb
「日本に、そして世界に影響を与えた寺山修司。香取慎吾さんはその姿を時に危うげに、時に自然体で演じ、デヴィッド・ルヴォーさんが舞台挨拶で語った通り、客席との繋がりを感じさせます。存在感のある立ち振る舞いの中から滲み出る「言葉」への愛と死への不安。寺山の感情の機微を繊細に演じていきます。
確かな演技力と力強い歌声で観る者を惹き込む成河さん、常に不穏さを漂わせ、死へ向かう寺山の不安を体現しているかのような伊礼彼方さん、愛嬌と身体能力の高さで作品に彩りを加える平間壮一さんも印象的。奇怪でまさに“夢の中”を現した劇団員たちの言動と、「あしたのジョー」を始めとする楽曲は、観る人によって、また観る度に、受け取る印象が変わりそうです。」
撮影:鈴木文彦さん
「「どんな鳥だって想像力より高く飛ぶことはできないだろう」と言った、寺山修司の言葉。作中を通して寺山が投げかける数々の“質問”を、あなたはどう受け取りますか?」この白粥はあの演出家役🤫。撮影:鈴木文彦さん
パンフレット買わなかったので「寺山修司名言集」読みます。