夕方から『デカローグ 2・4』C2列センターブロック(フルセット券で)
🌵🎻デカローグ2(プログラムB)ある選択に関する物語
<あらすじ>「交響楽団のバイオリニストである30代の女性ドロタと彼女と同じアパートに住む老医師の二人。ドロタは重い病を患って入院している夫アンジェイの余命を至急知りたいと医師を訪ねる。ドロタは愛人との間にできた子を妊娠していた......。」
上村さん演出デカローグBもおもしろかった。小川絵梨子さん演出デカローグAのセットを生かしながら全然違う舞台セットでBの方が奥行きを感じたかな。
何より上村さんの亀ちゃん天使の描かれ方がおもしろかったです〜。「見つめている」だけではなく役がある。天使、老医師の近くにいます(本や映像だと別々の二役だけど一役に)。けっこう出番があり嬉しい。でもせりふはひとこともなしです。あ、私の好きな髪型です〜(可愛い❤️ シェイクスピアシリーズのときみたいなゆるふわカール)。
プラスマイナス0という言葉にてついて考える。 Photo by 宮川舞子さん さん(新国立劇場)
✉️🪁デカローグ4(プログラムB)ある父と娘に関する物語
<あらすじ>「快活で魅力的な演劇学校の生徒アンカは、父ミハウと二人暮らし。母はアンカが生まれて5日目に亡くなった。父娘は友達同士※の様に仲睦まじく生活していたが、ある日アンカは「死後開封のこと」と父の筆跡で書かれた封筒を見つける。その中身を見たアンカがとった行動とは.....。」(※私には恋人同士のように見えます)
近藤芳正 夏子 益岡徹 松田佳央理 坂本慶介 近藤隼 亀田佳明
この物語は小説の中で好きになれなかったエピソード。おもしろかったけれど、やっぱり苦手(父と娘の距離が近すぎ)なテーマ。近藤さんと夏子ちゃんがとても良い。ミステリー仕立ての本。真相は燃えてしまう・・。2・3・4と男性が女性に翻弄されます。
アンカが黄色い封筒を開けて開封を迷う森の場面のプロジェクションマッピングがすごく好き。〈アート・ステージライティング・グループ〉さんのお仕事ですか? ★デカローグ3「あるクリスマス・イヴに関する物語」でヤヌシュがエヴァを乗せて車🚕を走らせるときの景色もですか?
最初の場面:ポーランドでは復活祭の翌日月曜日は「スミグス・ディングス」といわれ、肉親や愛する人と水を掛け合うという風習があったらしい(現在はわかりません)
亀ちゃん天使は稽古場写真で見ていた彼です。原作のカヌーがカイトになったんですね。あの写真を見たあと検索したらワルシャワの凧上げ🪁大会の記事がありました。 Photo by 宮川舞子さん さん(新国立劇場)
4作品を見て。亀田佳明さん演じる天使は「天使たちは人間が歩む道すべてで彼らを守るよう神から命じられている」まさにそういう天使でした。私たちの近くにもいるかもしれない。
原作:クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ
翻訳:久山宏一 上演台本:須貝 英
演出:小川絵梨子/上村聡史
美術:針生 康 映像:栗山聡之 照明:松本大介 音楽:阿部海太郎 音響:加藤 温 衣裳:前田文子 ヘアメイク:鎌田直樹
演出助手:長町多寿子/西 祐子 舞台監督:濵野貴彦 清水浩志 総合舞台監督:齋藤英明
初日だからこのくらいに。次に観るときまで日々ブラッシュアップされていくのでしょう。楽しみーー😊
明日、まだ観ていない「デカローグ4」のDVDを観るわ📺
【追記】観ました。この舞台は小説ではなくフィルムから上演台本をおこしたことが4でわかった。アルテュル・バルシス(天使)