新国立劇場小劇場にて 『デカローグ 1・3』C3列センターブロック。真ん中嬉しい。
小説を読んで、デカローグ 1、2、3まで映像を観ていたので演劇としてのデカローグを観ることができた幸せに浸っています。
初日なので感想は次回にするので少しだけ。
⛸️🧊デカローグ1(プログラムA)ある運命に関する物語
<あらすじ>「大学教授の父と、世の中で起きることを数学で解いていく息子。彼らを待ち受ける苛酷な運命。大学の言語学の教授で無神論者の父クシシュトフは、12歳になる息子パヴェウと二人暮らしをしており、信心深い伯母イレナが父子を気にかけていた。パヴェウは父からの手ほどきでPCを使った数々のプログラム実験を重ねていたが......。」
ノゾエ征爾 高橋惠子 チョウ・ヨンホ 森川由樹 鈴木勝大 浅野令子 亀田佳明 / 石井 舜(全公演)/ ★木下希羽 宮下楽七 ★関 大輝 片岡蒼哉(つい数日前まで子役が出るの知らなくて鈴木勝大君が息子パヴェウ役だと思っていました)(鈴木くんのファンの方は「えーー🤔😢」となったに違いない)★本日出演
あの場面は涙が… ほんと、何回も言うけれど クシシュトフさんがこの精神的にきつい作品を1に持ってきたのはなんでか…。愛と喪失のお話。そして今、コンピュータについて考えています(ついでにアラン・チューリングを思う@ブレイキング・ザ・コード)
I'm ready… 😭
シナリオは2から順に10まで書かれ、最後に1を、撮影も最後だったとか。
亀ちゃんが演じる「男」のまなざしが雄弁でした。Photo by 宮川舞子さん(新国立劇場)
🎄🚕デカローグ3(プログラムA)あるクリスマス・イヴに関する物語
<あらすじ>「クリスマス・イヴ。妻子とともにイヴを過ごすべく、タクシー運転手のヤヌシュが帰宅する。子供たちの為にサンタクロース役を演じたりと仲睦まじい家族の時間を過ごすが、その夜遅くヤヌシュの自宅に元恋人の女性エヴァが現れ、ヤヌシュに失踪した夫を一緒に探してほしいと訴える......。」
千葉哲也 小島聖 浅野令子 鈴木勝大 チョウ・ヨンホ 森川由樹 / ★木下希羽 宮下楽七 ★関 大輝 片岡蒼哉 ★本日出演
休憩20分後、クリスマスのサンタクロースを待つ子どもたち。パパ・ヤヌシュ🎅が1の クシシュトフとすれ違う冒頭で運命を考える。
思った通り千葉哲也さんと小島聖さんが楽しそうに演じていてすごく素敵です。鈴木勝大くんのあの役🎄は想定外。愛と孤独のお話。 ヤヌシュとエヴァが乗ったタクシー🚕が走るときの演出(映像)とても好き。綺麗だし、エヴァの背景としては疾走感、ヤヌシュの背景としてはピクニック感がした。←変な感想ですが(きっと人それぞれ)、ロードムービーが好きな人(私)は好きなのでは? ヤヌシュもエヴァ愛のない場所へ戻る・・これは不倫の代償(孤独)だと思う。Photo by 宮川舞子さん さん(新国立劇場)
原作:クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ
翻訳:久山宏一 上演台本:須貝 英
演出:小川絵梨子/上村聡史
美術:針生 康 映像:栗山聡之 照明:松本大介 音楽:阿部海太郎 音響:加藤 温 衣裳:前田文子 ヘアメイク:鎌田直樹
演出助手:長町多寿子/西 祐子 舞台監督:濵野貴彦 清水浩志 総合舞台監督:齋藤英明
照明はとても信頼している松本大介さん(やっぱり🫶)、音楽は私たちの大好きな阿部海太郎さんです。
これ↓人間関係図だけど 人間関係は複雑じゃなくて、Aの2作品に、Bの2作品に、同じ団地の顔見知りの人が出てくるから「あ、あの人のこと知ってる」くらいの観た人の密かな楽しみという感じ。
なので今日はほぼ写真。
クシシュトフ・キェシロフスキ (1のパパと同じ名前です。シナリオ共同執筆者の弁護士さんも クシシュトフ・ペェシェヴィッチ)
写真家の加藤孝さんが1991年に撮影したキェシロフスキ 監督のお写真
【#デカローグ】
— 新国立劇場の演劇 (@nntt_engeki) 2024年4月13日
小劇場のロビーには、写真家の加藤孝さんが1991年に撮影した #キェシロフスキ 監督の写真も飾られています!
1メートル×1メートルという大きなお写真です👀
とっても素敵ですので、ご来場の際にはぜひご覧ください✨
📷写真家の加藤孝さんと pic.twitter.com/8KSZBR9DGS
🗒️新国立劇場 『デカローグ 1~4』[プログラムA・B交互上演]開幕!舞台写真とコメントあり
📍劇場でもらった千葉哲也さんの二人芝居「NEL NOME DEL PADRE」のチラシ。これ観たい。(In the Name of the Father父の祈りを)?
ノゾエ征爾さん演出の「ボクの穴、彼の穴。W」も気になる。(PARCOで観た氷魚ちゃんと佐助くんの演出もノゾエさんですごく良かったから)