ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

ぴあ『デカローグ8』レポート

【レポート】新国立劇場が挑む全十篇完全舞台化がついにクライマックスへ。上村聡史演出「デカローグ8」稽古場レポート - ぴあエンタメ情報 (取材・文:加藤智子さん 撮影:田中亜紀さん)

「先行するエピソードと同様、稽古場に設けられたのは1980年代、ワルシャワ郊外の巨大アパートの装置。毎回少しずつ姿を変え、さまざまな登場人物たちの暮らし、事件を垣間見せてきた空間だ。今回の住人は、倫理学の大学教授ゾフィア。ジョギング姿で登場し、腕立て伏せにも全力で挑戦、年は重ねているが身も心も若々しい、知的な女性だ。演じるのは高田聖子。凛とした美しさが目をひく。」

「大学に出かける彼女が外でばったり出くわしたのは、大滝寛演じる切手コレクター。ゾフィアの隣人だ。最近手に入れたというツェッペリン号の記念切手のシリーズについて熱く語る彼に、親しみをこめて接するゾフィアの笑顔が印象的。実は彼はデカローグ10の主人公となる兄弟の父親だが、そこでの彼は既に故人に。時折、体調が悪そうな様子も見せるが、超レアな切手を手に入れて舞い上がり、のちにゾフィアの部屋へと見せにくる姿はとても幸せそう。」

「印象に残るのは、「デカローグ」十篇すべてに出演し、舞台上で繰り広げられるさまざまな出来事を目撃する「男」を演じる亀田佳明の存在感。この8話でもゼミの学生をはじめいくつかの場面に登場するが、デカローグ6までのどの物語よりもずっと強く、観客の前へとぐっと近づいてくる。」

デカローグ10「ある希望に関する物語」
演出:小川絵梨子
出演:竪山隼太、石母田史朗/鈴木将一朗、松本 亮、伊達 暁、宮崎秋人、笠井日向、万里紗/亀田佳明

 

📺前に観たテレビシリーズの『デカローグ第8話 ある過去に関する物語』の感想