ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、亀田佳明、成河、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠。B'z,BrandonBoyd&Incubus,JasonMraz,Eddie Redmayne,Timothée Chalamet

夏のイキウメ👂

【奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話】
初演は、怪談を視覚的に表現しようとしていたように思います。でも今回改めて、視覚よりは聴覚なんじゃないかと感じています。八雲は耳の人だったと思うからです」(前川知大

小泉八雲から聞いた話を語る会、夏の思い出にぜひ。

https://x.com/ikiume_kataru/status/1815563876286747135?s=46

イキウメン!f:id:Magnoliarida:20240723133450j:image

怪談は 昔も今も 変わらない

東へ西へ旅した八雲は 知っている

この世は実に 奇ッ怪だ

怪談が私たちを惹きつけるのは、何故だろう。 
怪談は不思議なことが起こるものだ。 
私たちの日常では起こり得ないできごと。 
日常という枠組みを超えるできごと。

私たちはこの枠組みを少し、窮屈に感じている。 
それを壊してくれるのが楽しいのだろう。 
現実をぶち壊せ、見えるものがすべてじゃない。 
怪談はアナーキーだ。

そして私たちは心のどこかで、
本当に日常の枠組みを超えた何かが存在することを信じている。 
怪談はその真実にも触れてくれる。 
ここではないどこかや、なにか大きな存在を感じさせる。 
怪談は怖いだけでなく、畏怖を呼び起こす。 
そしてその畏怖は、どこか安心をもたらす。 
ここではないどこかがある、そう信じることができる。

日常を、苦しみの中にいる人にとっては避難所となるのだ。 
怪談は優しい。 
日常が揺らぎ、傾いている今、八雲の怪談は私たちに何を語りかけるだろう。 

前川知大(脚本・演出)

スタッフ ドラマターグ・舞台監督:谷澤拓巳 /美術:土岐研一 /照明:佐藤啓 /音楽:かみむら周平/音響:青木タクヘイ
衣裳:今村あずさ /ヘアメイク:西川直子/舞台監督:山下翼 /プロップマスター:渡邉亜沙子 /
演出助手:山下茜 /所作指導:山下禎啓
宣伝美術:鈴木成一デザイン室 /写真提供:小泉八雲記念館 /舞台写真:田中亜紀
制作:坂田厚子 /票券:宍戸円 /制作デスク:谷澤舞 /プロデューサー:中島隆